見出し画像

めんどくさがり屋な私の生存戦略 #80

こんにちは。めんどくさがり屋の634です。
前回の記事に引き続き ”生存戦略” をキーワードにnoteを書きました。
生存戦略という考え方自体がナンセンスな部分はあるかもしれませんが(笑)

この内容を書こうかと思ったきっかけは、上司から「次に何やりたい?」と聞かれたことです。
これをきっかけに、自分はどのような仕事が向いているんだろう?得意なことって何だろうか?と考えるようになり、私の頭の中がなんとなく整理できてきた気がするので、言語化したいと思います。

要するに、多くの人がめんどくさいと思うことをやると美味しいことがあるかもしれない。という内容です。


「ありがとう」と言われることが自分の得意なこと


この一文は、澤円さんの著書「メタ思考」に書かれていた文を引用させていただきました。
自分が得意なことは何だろうか?考え始めたときに一番始めに思い浮かびました。
この本では、同じ章の中で以下のようにも書かれていました。

他者から「ありがとう」といわれることを自分であげられますか?

 以前は自分の長所とも表現できたと思いますが、ここではより具体的にイメージするために、他者から「ありがとう」と感謝された行動だったり、性質だったりを考えてみましょう。
 そのためには、自分を客観的に認識することが必要です。普段から、「自分はどんな行動しているかな?」と自分自身に問いかけるのも大事だと思います。
 注意したいのは、会社や組織で定義された業務以外の部分で「ありがとう」といわれることだということです。

澤円さんの著書「メタ思考」より

正直、私が最初に読んだ時には、他者からありがとうと言われるから得意なのか?とあまり腑に落ちてなかったのですが、頭を整理していく内に納得できました。

私がここ1~2年で上司との面談で感謝されたことが何かというと、

後輩の○○さんが独り立ちできるように、指導してくれてありがとう。

のような内容。
これを聞いて、私がすごく疑問だったのは「私が後輩を指導したのか?」ということ。
そこが評価されているなら、それはそれで良いんですけど、、実際はだいぶ違っていて、私はほぼ後輩を指導してはいない(笑)

なぜなら、私は人に教えるのは苦手だから。

ただ、そう上司から勘違いされた理由は、後からなんとなく理解した。

ちなみに、その後輩は、私と同じ仕事をしているメンバーで、今はもともと私が担当していた仕事をほぼ一任。
そのため、独り立ちしたという事実は正しいが、私が指導したおかげかというと、実はそこに少しズレがある。

めんどくさがり屋の私だからできたこと


この他にも仕事で「ありがとう」と言われたことを思い出していくと、共通点があることに気づいた。

私がよく感謝されたことは、めんどくさい作業やプロセスを簡単にできるようにしたことだった。

先ほどの例では、後輩が独り立ちできるように私が指導したと上司からは見えたかもしれないが。
実際に私がやったことは、後輩を指導したのではなく、マクロを渡したことと、この手順でやってね。と伝えたこと。以上(笑)

そんな簡単なことをやって、お前は今まで給料をもらっていたのか?と思われると少し嫌なので、補足しておくと。

私がやったことは、今までやったことがない人でも簡単にできるくらいのレベルまでプロセスを整理したり、マクロを作ったりして、ある程度自動的に進んでいくような仕組みを作ったこと。
これは誰かに頼まれてやっていたわけではないし、整えること自体は私の仕事ではない。

それでは、なぜそんなことをやったのか?
理由は、私が「めんどくさがり屋」で「ポンコツ」だからだと思う。

過去に上司が同じ業務をやっていたときには、ものすごく複雑で面倒だったので、新しい人に引き継ぐにはかなりの時間と労力が必要だったと思う。

だからこそ「指導してくれてありがとう」と上司から感謝されたり、評価されたのではないかと思っている。

だけど、そもそもそんな複雑で面倒なことは、めんどくさがり屋でポンコツな私には到底できないw

じゃあ、私がどうしたのか?というと、プロセスを整理して、自動的にできる仕組みを整えることを自然とやっていた。
その結果として、後輩に任せられるようになった。ということ。

めんどくさがり屋でポンコツだとなぜできたのか?

なぜめんどくさがり屋でポンコツな私がプロセスを整えたり、自動化することをやったのか?
改めて振り返ると、理由は大きく3つ。

  • めんどくさくて複雑なことをやりたくない。

  • ポンコツなので、ミスが多い。

  • ポンコツなので、他の人よりも時間がかかる。要領が悪い。

子供みたいな言い方だが、めんどくさいことは誰しもやりたくない。
特に私のようなめんどくさがり屋は、めんどくさいと思う感度が高いというか、普通の人よりもめんどくさいと感じやすいと思う。
だから、複雑なプロセスはとことんシンプルにしたくなる。

そして、ポンコツが故に、私はミスによるやり直しは多いし、要領が悪いので本来やらなければならない価値を生む仕事に他の人よりも多くの時間がかかってしまうという欠点がある。
だから、マクロ作成により、確認や操作する項目を減らして、余計な時間を削り、自分が本来やらなければならない時間を捻出しようとした。

これらは、やらされたというよりも、そうしないと自分が生き残れないから、自分の欠点をカバーしようと無意識に行っていた "生存戦略" だったように思う。

それを実現するために、プログラミングやその他ツールを独学で勉強することは苦ではなかったし、どうやったらシンプルにできるか?めんどくさくないか?と意識せずに考えていることが多かったと思う。
このようなことが意外と私が好きだったからかもしれない。

めんどくさいことを簡単にすると感謝される


私は結果として、めんどくさいことを簡単にすることで、いろんな人から感謝してもらうことができた。
なので、多くの人がめんどくさいと感じていることを簡単にできる状態にする、環境を整えると感謝されるとすごく実感している。
そういう意味では意外と自分が得意なことだったのかもしれない。

「めんどくさがり屋」と聞くと、あまり良いイメージを持たれない方の方が多くいるかもしれないけど、めんどくさがり屋は、めんどくさいことがすごく嫌いなので、自然とめんどくさいことに気づくし、めんどくさくないように整えずにいられない性質があるのではないかと思う。

昨今叫ばれている働き方改革やDXは、すごく悪い言い方をすれば、めんどくさいことや余計なことをやめる、もしくは、最小化して時間を捻出すると解釈できると思う。

そう考えると、生存戦略として無意識にめんどくさいことを改善できる「めんどくさがり屋」は意外と重宝される場面や向いていることが多いかもしれないと私は思っている。

だから、「次に何がやりたいか?」と聞かれたら、みんながめんどくさいこと、やり方が確立されていないことをやってみようかなと思った。
めんどくさいという気持ちはあるから決して快くではないけど(笑)

自分のネガティブな性質も、うまく活かすことができれば、強みにできるかもしれないですね。

今回も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?