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【詩】熱い野郎の願い事

涙ぐむなんてもってのほかだよ
拭い去るのは汗だけでいい
その方が野郎の青春には
うってつけなのさ
失笑を買うような
古めかしい生き様だけど
男臭さが死語と化すのを
何より怖れているのさ
どうか時代よ世の中よ
これから訪れる未来にも
こんな野郎の昔かたぎを
このまま残して置いてほしい
骨董品の値打ちではなく
その時々の価値を持つ
ひとつの青春として

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