長く付き合って、もっとおもしろくなって。
もうすぐ波佐見へ帰る。その前に、高校からの友だち数人に会うことができた。なんでも知っているようで、いまではなんにも知らなくて、でも安心感がある、不思議な関係。おもしろい。
こんにちは、こんばんは。栗田真希です。
わたしは、連絡不精で、忘れっぽい。めんどくさがりでもある。そんな性格に付き合ってくれる、やさしい人だけと関係が続いているんだろうな。
もう高校生のときのエピソードをそんなにたくさん覚えてるわけじゃない。高校生のときのことを話すこともほぼない。でも、「違い」を楽しんでいる。
(高校生のときはあんなに怖がってたのに、)車の免許取ろうとしてるんだ!
(中学生までで演劇辞めちゃったけど、)いまは朗読のレッスン受けてるんだ!
わたしは話を聞くたび「いいじゃん!」と拍手した。
友だちとの「過去」を懐かしむのではなく、それぞれの「人生の道のり」を楽しんでるのかもしれない。
なにかを相談されれば、社会人経験からアドバイスもする。友だちも、わたしの人生を楽しんでくれてるんじゃないかな。
「くりちゃん、あんな東京とか大阪の大きなビルとかで働いてたのに、田舎の波佐見へ行っちゃうんだもんねえ。なにが起きるかわからないねえ」
ほんと、人生って不思議。
一緒に横浜駅でお買い物も楽しんだ。むかし駅ビルで、制服を着てスリーコインズでアクセサリーを買っていたときと同じように。
歳をとると、いろんなことが起きるんだなと思う。これからもっと問題が起きるんだろう。わたしは友だちの力になってあげられるんだろうかと、不安になるときもある。
でも、どんなときもわたしが自分の人生を楽しんでいることが、大切なんだろうなと気づいた。なにかしてあげようとしすぎずに、単純に楽しむ。わたしがにこにことエネルギー満タンでいることで、相手に元気をおすそ分けできることだってあるのだ。
別れ際、友だちと握手をしたり、肩を抱き寄せてぽんぽん叩いたりした。次に会えるのがいつなのか、こんなご時世だしわからないけれど、絶対会おうね。と心のなかで唱える。
やっぱ、東京に住んでたときはお泊まり会が気軽にできたのが最高だったなあと思い出した。
30minutes note No.1039
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