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イコライザーの目的と意味2、音の主役は高音にも潜んでる。ハイカット編

こんにちは678Stylesです。
以前、イコライザーの目的と意味について書きました。
その続きとなります。
今回は高域をテーマに書いてみたいと思います。

※この記事で使用しているサンプル音声は、
ロイアリティフリーで使えるものを使用しています。
今回使ったサンプリング音源は、
ロイアリティフリーでもオリジナルをコピーして配布や販売は禁止されています。
Stand FMを使用している理由はダウンロード機能が無いからです。

前回の記事を貼り付けますのでよかったら読んでみて下さい^_^

それでは、始めます!


ハイの処理はどうする?

以前はローカットについて軽く説明しましたが、
今回はハイの処理について書こうと思います。
音の中には沢山の成分があり、低音から高温までの周波数が存在しています。
そこで、大体3khzカットをした場合↓

ラジオっぽいというかLofiっぽいですよね。
そして無加工の元の音をどうぞ

デフォルトにくらべると、ハイカットした音声は
確実にこもってますよね?
それはなぜかというと、
ハイが落ちているからですね。
大体3khzあたりをポイントにして傾斜がきついカーブでカットしていますが
ここが無いだけで、音がこもるんですね。
逆に言うとlofiにしたい場合にも使えます。

低音も重要ですが、高域側には音の主体が眠っているんだと考えました。

今回は過剰にカットしてますが、
ハイをカットするだけで消える音が存在するという事実。

ここで目的を考えてみましょう。


ハイカットの目的

まず、ハイをカットする時はどんな時か。
・録音時に高音が録れ過ぎている時
・ギターの不要な高域(キンキンした音など)
・スネアの甲高い音やスナッピーの共振
・キックやベースの高域
・抜けが良すぎ(キンキンするなど)
・あえてlofi感を出すなど

など色々あると思いますが、
すべて録り音やサンプルに依存するということ。

録り音やサンプルが良ければ修正する必要もないかとも思います。

では、ドラムのミックスについて考えてみましょう。
※これらはこういうことも出来るという、
例であって正解かどうかは別として考えて下さい。


ハイカットの意味

まずは、こちらを聞いてみて下さい。

低音のキックがどう鳴っているか見てみましょう。

山になっているのは実際に鳴っている周波数帯域です。
高音部分もありますよね。
こちらはサンプル音源ですが、電子系キックの音です。
低域がすごく出ていますが、高域もある。
これにハイカットを入れてみましょう。

キックドラムにだけハイカットを入れた

キックをハイカットした場合のドラム

どうでしょうか?
バチッとなっている、うるさかったキックが落ち着いたように感じます。
このドラムでは、ハイハット、スネア、キック、
どれも同じ部分に被っている帯域がある。
※スネアとキックは同時に鳴っていませがスネアにリバーブを使ってます、リバーブの反射にも高域があります。響きは余韻で残るため他の高域と被ります。

そこでカットした意味は、
・低音の中心をキックにしたい。
・スネアを響かせたい
・高域にはハイハットもいるから場所を空ける
こうすることで音がより、まとまると思います。
今回はドラム単体の話で楽曲全体となると話は違うかもしれませんが、
考え方として捉えて頂きたいと思います。


まとめ

最後にハイカットのまとめをします。

  1. カットしすぎると主要な音まで削れる

  2. こもる原因は、高域が無いから

  3. あえて、lofiにも出来る

  4. 高域には大切な音がある

  5. 被っている帯域があるから空けるため

どうでしょうかこんな感じの考え方です。
全部自分の主観ですが、
この記事でも書いたように、音は録り音に依存します。
自分で録った音や購入したサンプリング音源など。
録音が良くなければ修正は大変ですよね。

録り音が出来るだけ良くなるように自分も日々格闘してますが、これは、かなり難しいことです!

自分で狙ってその音にするのは、熟練度がレベル100でないと、これこそがプロであり経験ですよね^_^


最後に

いかがでしたか?
少し分かりにくいかもしれませんが、少しでも伝わればと思います。
文章力も鍛えたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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