今日はテレアポをした。
上司に営業がしたいと毎日しつこく言っていたら新規開拓のリストを頂けた。
とりあえず1時間だけ時間がもらえた。同じタイミングで入社した中途の先輩とトークスクリプトを考えながら架電した。
結果としては6社に架電して全敗した。が、
隣で聞いていた課長に明日から毎日新規開拓して良いと言われた。
営業のお電話はお断りしておりますと言われても食い下がり続けたから。
諦めの悪い性格が幸いした。
明日から営業ができる。

本社にいた頃は取引先が大手金融機関だったので、動く金額は大きかった。
サーバーを交換するだけで数千から数億の現金が動く。
しかし実態は自社のシステムに半角英数字をpdfファイルに記載してある通りに入力するだけだった。
あまり技術的な部分には立ち入れない。
情シスの担当者様はやりたいことが明確に決まっていて、
あくまで営業はオーダーをキッチンにいるSEに通すだけ。
引き合いを頂くとSEチームが立ち上がりプロジェクトは彼らのものになる。
営業は作成した見積をメールで送信する係になる。
先輩達はその事務作業に忙殺されていた。
商材を勉強する時間がないから商品紹介はSEが行う。
営業がするのは自己紹介だ。
それでも発注頂ければ売上は営業につく。
大きな案件はどうしてもそうする方が効率良いのは頭では分かっている。
それでも10年間事務作業を続けて空っぽの売上を立てた末に
自分に何が積みあがっていくのか疑問は拭えなかった。
納得できる成果が見つからなかったから商談同行件数なんかに神経質になった。

そう考えると地方に異動になってよかったのかもしれない。
明日もテレアポができる。とりあえず要領はつかめてきた。
明日は20件かけよう。
證券に行った同期は一日200社は架電するそうだ。
20件なんてどうってことは無い。