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Trayn

Trayn

揺れる深海の奥底に閉じ込められてるよう
私何色?それさえもわからないくらい
青が視界を支配する

澄み切った晴れ晴れと乱反射してる光
終点まで少しになった
そこで目が覚める
深い深い海に
突き刺す眩い光のように
まっすぐ生きていけたらなぁ
ひらりひらり泳ぐエイのように
ゆっくりできたらぁ

急行で深い深い夢を見てる
辛い辛い夢だった
何も見えずに一人前を進む
泳ぐ襲われる逃げられずに呑み込まれる
鯨のように大きな不安が心に翳を作る

淡い光がさしこんでくるから
いつも真っ直ぐに進めずに
深海へと潜り続ける
電車も止まらないような
名も無き駅にいるよう

とっ散らかした夢が
自分を刺しに来るような
終わりのないCycleを続ける
終点のない電車のようにずっと不安が
希望を抑え込む深く黒い後悔が
荒れた波を乗り越えられなかった航海が
付き纏う夢の中で
覚めない夢を見たいねと笑えた電車越しに
見た君が光だった

淡い光が差し込んでくるから
いつも真っ直ぐに進めずに
深海へと潜り続ける
勇敢なエイのような
名もなき勇者のよう

差し込める光を気にせずに
電車のように真っ直ぐに進めてたらぁ
エイのようにゆらりとできたらぁ

淡い光がさしこんでくるから
いつも真っ直ぐに進めずに
深海へと潜り続ける
電車も止まらないような
名も無き駅にいるよう

赤い海にいるような不安を
解消するために電車のように
一匹泳ぎ続けるエイを見続ける夢

あとがき

どうも常呂天です。
この詩は投稿するのは二個めです。
電車の中で海にいる夢を見たので
それを表現してみました。
メッセージというよりは作品性を楽しんでほしいです。
また次でお会いしましょう。

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