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【エッセイ】素人だけど、作詞するときの強いこだわりをちょっと語ってみる。

わたしが作詞を始めたばかりの頃。わたしが作詞をするときに持っている強いこだわりに反する行動をしている人を目にして、ついカッとなってしまったことがありました。
とはいえ自分のこだわりをヒトにまで求めるのは違うな、と、今は少なからず冷静に考えられるようになったので、大目に見ていただけると幸いです。
当時、ついカッとなって喧嘩腰になっていたことを思い出すと、自分がとても恥ずかしいくらいには反省してます…。

わたしが作詞を始めようと思ったキッカケは、ここで話すことではないので今回は割愛しますが、なんやかんやあって作詞を始めました。
作詞をする意味なんてものは、簡単に言ってしまえば自己満足に過ぎないのですが、だからこそ余計に強いこだわりがあったのでしょうか。
とある発言を目にして、勝手に激怒してしまいましてね。(あ、直接抗議したとかではさすがにないです。)

その発言というのが、「あと数文字歌詞を埋めたいときは、”あぁ”とか”ねぇ”とかで埋めればなんとかなる」的な内容だったんですけどね。

こちとら、1単語1単語にこだわりもって作詞してるんですよ!
”あぁ”とか”ねぇ”にすら、そこにあるべきと思って入れてるんですけど!?

…ということをね、スマホの画面に向かって言ってました。客観的に見たらだいぶやばい奴。

(ちなみに、”あぁ”はそもそもほぼ使わない。)

まあ、それはさておき。
わたしは「言葉」というものに、本当に重きをおいていまして。とは言っても、間違った日本語云々とか、文法が~とか、そういうことを口うるさく言いたいわけではないんですけど、「言葉選び」と言いますか。
同じような意味の似た単語…つまり類義語ってものが、たくさんあるわけですが、でもぜんぶ、少しずつニュアンスが違ってくるから、慎重になるんです。
ほんの少しのズレで、印象が大きく変わることって、あるんですよね。
それに、単語と単語の組み合わせも無限大ですし、言い回しもたくさんのパターンがある。

そして、とくに「歌詞」というものは、文字数がある程度制限されるものじゃないですか。曲のリズムとかもありますし。
だからこそ作詞するときには、限られた範囲内に自分の気持ちをしっかりと入れ込むことに、全力を注いでいます。

1単語1単語どころか、接続詞のひとつとっても、わたしには重要なポイントです。
作詞してるときに、なんかしっくりこないんだよな~みたいなフレーズは、どれだけ時間をかけてでもそこにぴったりハマる言葉を見つけないと、ずっとモヤモヤすることになるので、毎度毎度全力で探しています。
…まあそういうのって大体、一度考えるのやめた頃に思いつくんですけどね。やめるとは言っても、「もう思いつかんからこれで良いや!」という放棄ではなく、「今はどんだけ考えても無理!一旦休憩!」って感じですが。

あと、「これが最適だな~」と思っていた言葉よりも、さらに「これよ!これこれ~!」ってなる言葉が見つかったときほど、気持ちいい瞬間はないですね。

こんな感じで強いこだわりを持って作詞しています。こうして書いてみると、ほんと自己満足だなーとは思うのですが、もし少しでも共感してくださるかたがいたら、とても嬉しいです。

が、やはりどこまでいっても”わたし”のこだわりなので、他の人にその考えを押し付けるのは間違っていることだと、ちゃんと理解しています。
なので、あのとき勝手に喧嘩腰になっちゃってすみませんでした、という気持ちを今では持っています。

自分のこだわりは自分の中でしっかりと守ってというか、信念をつき通してと言いますか。これからも全力で創作していきたいなーと思います。


空き缶

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