観光を哲学する。ENJOY KYOTO COMMUNITYのイベント第2回は、なんと辰野金吾が設計した近代建築の傑作で国の重要文化財である京都文化博物館別館ホールを舞台に、京都の街づくりと文化保存に博物館が果たす役割について、京都文化博物館学芸員の村野正景さん、京の三条まちづくり協議会事務局長の西村祐一さんをお招きし、TikTokやインスタで10万人を超えるフォロワーを有する三宅夏愛さんとぼくとの4人でトークします。そしてこのイベントは京都文化博物館35周年事業との連動企画でもあり、なんだがすごい企画となっておりますです。

しかも今回は二部構成になっていて、第一部のトークイベント後、第二部にも参加される方には前田珈琲文博店（旧日本銀行京都支店の金庫室だった場所）でぼくたち登壇者とランチしながらよりディープに語り合う時間を設けます。

さらにランチ終了後には(社)京都府建築士会理事・まちづくり委員でNPO法人京都景観フォーラム理事である篁正康さんの案内による、三条通まち歩きイベントを実施。三条通に集積する近代建築群を中心に、「通り」を起点にしたまちの魅力についてあらためて考える機会とします。

前回、正伝永源院で開催した第一回のあと、早速いくつもの参加者同士のコラボや共同プロジェクトなどが生まれており、単発のトークイベントにとどまらない「コミュニティ」としての役割を（まだまだ小規模とはいえ）果たしつつあります。このコミュニティが、ある種の「大きな家族」のような存在になって、京都と海外、市民と観光客、作り手と売り手、行政と企業、老舗と学生など、ふだん交わる機会の少ない人と、同じテーマでものを考える空間に育っていけばいいなと思っています。

きっと今回も「観光」と「文化保存」「まちづくり」といったキーワードに関心のある人には深く刺さるイベントになると思います。みなさまお誘い合わせの上、ぜひぜひご参加いただき、ぼくらとファミリーになりましょう！