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30代に突入した社会人男性です。 日々のなかで感じたことや思い留めておきたいと思ったこ…

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30代に突入した社会人男性です。 日々のなかで感じたことや思い留めておきたいと思ったことなどを書きます。

最近の記事

欲の在り方

 付き合う相手には、性欲が湧かないといけないのだろうか。  ぼくには、付き合って3年の彼女がいる。同棲もしていてもうすぐ2年経つが、いわゆるレスという状態で、1年半くらいはしていない。  職場の同僚や友人にこの話をすると、「そんなことあんの?」「相手のこと好きなの?」「やばいねー」「相手がかわいそう」といった具合に大抵ネガティブな反応が返ってくる。   この話を聞いて欲しくて自発的にしているわけではない。でも、ネガティブな反応が返ってくると、付き合うには相手に対して性欲が湧

    • 脳内の平子さん

       納豆ご飯が大好き。「白米と乗せるもの」ランキングがあるのだとすれば、納豆が断トツの1位だ。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておいて、冷えた状態で白米に乗せる。白米の熱と相まった状態で食べた瞬間、つい顔をあげて唸ってしまう。  今日も納豆を食べた。日によっては一度の食事でご飯を2杯おかわりして、納豆も2パック消費することもあるが、少し太ってしまったのでご飯を1杯に制限している。  白米そのものの味も大好きなので、1杯とは言いつつも、少し多めに白米を盛って、納豆を乗せる前に白米を

      • お父さん、ちょっとお茶しようよ

         先日、久しぶりに実家に帰省した。久しぶりといっても、年末年始に帰ったので2か月ぶりくらい。帰省といっても、実家は今住んでいるところから車で1時間30分くらいで行き来することができる距離。そのため、なにか用事があったときには、そのついでに実家に寄ることが多い。その日は、実家近くのスーパー銭湯に行く予定があったので、ついでに寄ることにした。  スーパー銭湯での入浴を済ませて、父親にラインで家に居るか確認の連絡をする。父親とのラインはなぜかずっと敬語。「います( ◠‿◠ )」と顔

        • トゥースな一日

           『オードリーのオールナイトニッポン』が東京ドームでイベントを開催した。ラジオが始まって15周年を記念したイベントで、東京ドームの現地のほか、全国各地の映画館などでのライブビューイングやインターネット上での配信でも観ることができた。東京ドームのチケットは数回の抽選がおこなわれたが、その抽選に全て落選。  5年前に日本武道館で開催された10周年記念のイベントは、最後の最後で解放席が当選し現地で観ることができた。その件があったため余計に意気消沈していたところ、友人が映画館でのライ

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          冷蔵

           街で道を訊かれることが多い。先日も、荻窪駅で電車を待っていたら女性から「ミサキまではどうやって行けばいいですか?」と声を掛けられた。  ミサキがどこにあるかわからなかったので詳しく聞くと、千葉県の三咲駅であることが判った。僕は、携帯で乗換案内のアプリを開き、荻窪駅から三咲駅までの経路を調べる。調べている最中に、僕が乗る予定の電車がホームに到着した。その電車がホームに到着したとき、ちょうど三咲駅まで行く経路の調べもつき、三咲駅に行くのもひとまずその総武線に乗れば良いことが判っ

          よんなーよんなー

           沖縄にいる会社の同期に会いに行った。  彼は、昨年の4月から転勤で沖縄に異動となった。彼に会いに行くのは2回目。前回は、昨年の9月の連休に合わせて行った。  今回の旅行が決まってなにをするか話し合ったとき、僕は「いつも通りのことをしたい」と伝えた。彼の異動前、僕たちはよくサウナに行ったり、飲みに行ったりしていた。沖縄に限らず、旅行に行くと、朝早く起きて海や観光地に行く予定を詰める、旅行満喫プランを組みがち。でも、今回の旅行は、普段通りのことをしたかった。東京で過ごすような普

          よんなーよんなー

          探している

           鉄塔が等間隔でいくつも建ち並ぶ。周りに、それ以外の建物は見当たらない。日中だが、曇り空で建物が見当たらず不自然な様子は不気味さを醸し出していた。  小さい頃、母と母の妹と弟と僕は、母の妹の車でそこに居た。4人で会話を交わした覚えはない。  ふとした時にあの場所を思い出す。不自然で不気味な情景は、実在する場所なのかすら僕を疑わせる。僕は,本当にそこに行ったのだろうか。もし行っていないのであれば、夢でそこに行ったのだろうか。そうだとすれば、たまに思い出すのはなぜなのだろうか。

          探している

          呼吸に集中する

           私生活で思い通りに事が進まなかったり、仕事でミスをしたり、急に問い詰められたりすると、心臓が縮まるような感覚になって、視界が狭くなり、時には苛々して自分をコントロールできなくなるときがある。きっと、ストレスが溜まりに溜まるとこの状態になるのだと思う。  思考も停止して、なにも身に入らない。周りの喋り声の音量がいきなり上がった感じがする。大衆居酒屋に居るようなガヤガヤした雰囲気と似て、そわそわしてしまう。  そんなとき、僕は深呼吸をしている。  僕が深呼吸と出会ったのは、数

          呼吸に集中する

          字を綺麗に書きたい

           ノートなど紙に文字を書くとき、文字が緩やかに傾斜を描いたり、文字のサイズがバラバラになったりする。  誰かが見るわけでもないものでも、少しでも綺麗に書きたいと思ってしまう。  綺麗に書けたとき、それがノートの1ページだとしたら、そのページをめくって真っ白な一面をみて、また綺麗に書けたそのページに戻って「めっちゃ見やすいなあ〜」と心の中で自惚れることを何回か繰り返す。  字を綺麗に書きたいと思う気持ちは小さい頃からあった。学生時代、字が上手な人を見つけると、その人の字を真似

          字を綺麗に書きたい

          愚痴と不満を吸い込む

           愚痴や不満であふれる会話が苦手だ。会社の昼休みや飲み会などで、絶えず愚痴を言い合う場に遭遇してしまうと、とてもつらく感じる。そして、疲れてしまう。だから、僕発信での愚痴や不満を漏らすことは極力ないようにしている。それでも、たまに、その場の雰囲気に乗っかって愚痴や不満を垂らしてしまうこともある。そうすると、その後、少しして、どっと疲れがくる。  僕も、昔は愚痴や不満をずっと吐き出す人だった。口を開けば部活や学校生活の愚痴を言うような人だった。でも、高校生のとき、友人から「気分

          愚痴と不満を吸い込む

          さよなら大好きな人

           この人を知れてよかった、といった経験はあるだろうか。僕にとって、サッカー選手の中村俊輔はそんな存在だった。  幼稚園の年長からサッカーを初めて2年が経った頃、東京スタジアム(現在の味の素スタジアム)に東京ヴェルディ対横浜F・マリノスの試合を観に行った  その試合で、一際目立っていたのが中村俊輔だった。  結果は覚えていないが、小学生なりに、この人うまい!ととても感動したことは覚えている。同じ左利きということもあり、それからは色々と真似をするようになった。  ボールの蹴り方

          さよなら大好きな人

          ビルケンシュトックのチューリッヒ

           大学生の頃、始めてのアルバイトの初任給でビルケンシュトックのチューリッヒを購入した。  当時、かっこいいなあ、と思っていた人がデニムにチューリッヒを合わせていたのに感化されたのがきっかけだった。  足の甲がスエードレザーの生地で覆われ、つま先と踵部分が開いているデザインは、季節を問わず履くことができる。  中敷部分はコルクで出来ていて、履いていくうちにだんだんと自分の足に馴染んでいくのも特徴的だ。  購入から12年が経った今年の夏、ソールのすり減りが目立つようになったため

          ビルケンシュトックのチューリッヒ

          ほころぶ

           こんなことあったなあ、と思い出す。  先日、近所のコーヒー屋に行った。そのコーヒー屋には、度々行っているので、スタッフの方々の顔はだいたい分かる。  その日は、いつものメンバーに加えて、初めて見かける方々もいた。そういえば、中学生が職場体験をすることがSNSで告知されていた。  3名程度の中学生がいたと思う。皆さんそれぞれ、レジをしたり、注文されたコーヒーなどを席に運んでくれたりしている。  そんな様子を注文したコーヒーを飲みながら見ていた。  中学生の子がコーヒーをとあ

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          心が晴れる

           緊張したとき、どのように対処しているだろうか。  昔から、人前で何かをするときにとても緊張してしまう。学生時代の授業で先生から指名されたとき。サッカーでPKを蹴るとき。大学生の頃の温泉のアルバイトでサウナでロウリュをするとき。仕事で人前で喋るとき。  きっと、周りが僕に注目していると自意識過剰に考えてしまうことが原因なのだと思う。  大学生の頃の就職活動での面接も、緊張の連続だった。真剣な眼差しで僕の発言一つ一つを聞いてくれていそうな様子は、余計に緊張を誘った。  あると

          心が晴れる

          熱さと冷たさと涼しさとさびしさ

           先日、久しぶりにお気に入りのサウナに行った。気温が低い日のサウナが好きな僕は、ここ数日の気温が下がりも相まって気分が高ぶっていた。  昨今のサウナブームの影響もあり、広く知れ渡っているかもしれないが、サウナは、「サウナに入り、温まった体を水風呂で冷やし、休憩をする。これを1セットとして、数セット繰り返すとととのう。」とよく言われている  寒い日の休憩は、サウナの熱さと水風呂の冷たさ・休憩の涼しさに差が生まれてとても気持ち良く感じるのが好きで、それを久しぶりに経験できると思い

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          ワクワクしながら生きる

           会社でプレゼンテーションをする機会があった。そのプレゼンテーションは、まずいくつかの部署間で予選がおこなわれる。予選を通過した場合は各予選を勝ち抜いた者たちが集う最終選考に参加することができる。  日々の仕事ではプレゼンテーションをすることもなかなか無いので、最初はどのような構成にすればよいかすらわからなかった。それでも、同じチームのみんなとああでもない、こうでもない、と話し合いながら作り上げていった。その過程が楽しかった。そして、なんとか資料も完成した。  予選前に部署

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