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高校生アスリート、対面60分のBefore/After。猫背が気になる、とお母様からのご依頼。

今回のカラダ整え隊員はシリコンバレー在住の高校生。
お母様より、猫背が気になりますと紹介していただきました😊

お悩み


アスリートで普段からバリバリにスポーツをされている方。昔少し手首を痛めたことがあるという以外は特に最初は悩みは無さそうでしたが、色々と拝見させていただきながらお話をさせて頂くと…

  • 試合が長引くと脚が攣ることがある

  • 肩甲骨の間、上部が攣りそうになることがある

  • 胸の縮こまり

というお悩みが出てきました。

脚が攣ることに関しては水分補給だったりが重要で、更にはミネラルバランスが崩れることで筋肉が痙攣することが多いようなのでそういうお話をセッション後にフォローアップさせていただきました🙏

そして、肩甲骨の上部や胸の縮こまりに関しては、これはもう首の前傾から来てるものです。スポーツをするにはしなやかな体であるほど、怪我も防げるし、全身の動きを手や足に伝えられるので、関節の可動域と安定性は共に重要になってきます。


カラダ取り扱い説明書作成

まず最初に姿勢や動きを観察させていただいて、できる限りの身体の癖を見抜きます。

特定のスポーツに打ち込んでいる場合、そのスポーツによって身体の使い方の癖が出てきます。そこをどれだけバランス良く整えるかで怪我や故障防止にとっても役立つと思います。

この整え隊員には、こんな感じで説明書が出来上がりました。

個人個人にオリジナルのカラダの取扱書

私が観察させてもらって特に気になったのは下記。

  • 横から見た時に骨盤が後傾して、骨盤が前にスライドしてる

  • 肩甲骨下角の左右の高さが違う

  • 首が前傾し、肩が巻いていて、可動域に影響している

姿勢から考えられる懸念事項

首が前傾していることで、上半身では本来5-6kgのはずの頭の重みが、20kgくらいになって首や肩に負担となっています。前に出てきた頭を支えるために背中は自然と猫背に丸くなり、背骨の可動性を失います肩甲骨も不安定になり、理想とは違う筋肉が頑張って安定性を保つようになってきます。

更に下半身では、後ろに出てきた背中とのバランスを取るために骨盤が身体の前方にスライドし、太ももの骨が斜めに位置させるため、膝は真っ直ぐでなく曲がった状態が自然のポジションとなってしまいます。こうなると、股関節の可動域に影響が出ることも考えられます。

1つのポジションのずれだけで全身に影響が出てしまうのも面白いですよね。今回の隊員は一度手首を痛めたことがあるとのことでしたが、肩甲骨の安定性が高まり、体幹と腕とを繋ぐ筋肉をしっかりオンにすることで、手首へのインパクトは軽減されるだろうと思いました。

よって、今回は肩甲骨・胸郭・前鋸筋に着目して60分のセッションを行いました。

Before/After: 背中


後ろから見た変化 (肩の高さと肩甲骨の高さが整った)

背骨が右に旋回していたこととも関係していたと思いますが、肩の高さのずれがありました。肩甲骨を調整し、体幹を丁寧に使いながらの背骨のツイストを行うことで身体に中心位置を覚えてもらいました。結果、肩の高さ・肩甲骨の高さが整いました。

Before/After: 上半身・横から

横から見た変化 (肩が開き、胸の筋肉たちが主張できるように)

首の前傾により肩が巻いている状態だったので、胸の筋肉がつっぱる感じがあったそうですが、セッション後には「胸が自然と開けている感じがする」とコメントいただきました。

胸が開けるようになったことで胸筋も本来の力が発揮されるようになり、バストアップされています。

Before/After: 上半身:全身


横から見た変化 (骨盤の角度が整い、重心が身体の中心を通っている)

Beforeでは重心線が身体の中央を通っておらず、骨盤は前にスライド、胸は後ろにスライドしていました。Afterではしっかり重心線が身体の中央を通るようにしっかりと足で立てています。

Afterでの変化と今後


スポーツをしていることで身体を鍛えている感じはあるかもしれませんが、全身バランスから見ると痛めつけていることもとても多いのです。なので、プロのアスリートこそ最初のストレッチやトレーニングにかける時間を丁寧に割いてられると思いますが、根本の身体ケア、とっても重要なんです。

今回のセッションを通して、「1時間意識して動くだけでこんなに変わる!」という気付きを得ていただいたようで、自分の身体へ興味を持つきっかけになったとコメントいただきました。これからの明るい未来のある高校生に少しでもプラスの関わりができたことがとても嬉しいです。

今後のご活躍を応援してます〜!

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