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10_『どうしても頑張れない人たち』宮口幸治(著)

第一章

【引用】

「頑張ったら支援します」
「やる気のある人を応援します」
「努力した子を褒めましょう」
「夢に受かって頑張る人を応援します」

(中略)

そうなのです、我々は努力して頑張っている人
を応援したくなるのです。

しかし、一方でこれは、ある意味次のような
条件付きの支援を出していることにもなります。

「もし、あなたが頑張ったら、支援します。」

【気づき】

これは、条件付き承認のことだと思いました。

もしあなたが。〇〇なら私はあなたを愛します。
もしあなたが、〇〇なら私はあなたを誇りに思い
ます。

これは、
言う方は条件付きだとは意識していないと思い
ます。

もしなくても、
愛してるし、
誇りに思う気持ちも嘘ではありません。

しかし、表現としては「あなたを愛してる」
だけの方が、
存在そのものを承認してもらえているとは
理解できます。

無意識に発する誉め言葉をどうコントロール
したらいいかは、難しいと思いました。

【宣言】

無意識に発しているよかれと思う言葉も、
そうではない部分があるという事を忘れない
ようにします。

第二章

【引用】

”そのままでいいんだよ”と言っても、
その時はよくても時間が経つにつれて子どもが
どんどん辛くなってくるのは目に見えています。

折り合いをつけることができるのは大人でなく、
本人なのです。

【気づき】

短期的な視点と長期的な視点を持つことが大事で
ある、という事だと思いました。

その時は一時楽になったとしても、その後苦しい
時に乗り越えなければいけないのは、他人ではな
く自分自身である。

【宣言】

安易に頑張らなくてもいいとか、
そのままでいいとか言わない。

人と状況をよく観ます。

その人自身がどうしたいと考えているのか、
よく耳を傾けます。

第三章

【引用】

みんなと同じになりたい。

頑張れない彼らは次第に、自身のことに
気づいてきます。
自分の力のなさに気づいてくるのです。
そんな時周囲からかけられる声があります。

”そんなことあまり気にしなくていい”
”あなたには得意なこともある”
”もっと自分に自信をもって”

(中略)

”みんなと同じでなくていい”も支援者がよく使う
言葉の一つですが、
本人たちの心の底には
”みんなと同じになりたい”という気持ちが
必ずあると私は思っています。

そういった彼らは、
”できない自分に時間をかけて少しずつ折り合い
を付けながら、事実を受け止めていく”過程を通
して、本来の自分の在り方を見つけていくことに
なるのでしょう。

【気づき】

みんなと同じになりたい、という気持ちは、
私にもあるなと思いました。

本書に書かれている子供たちとは、違う意味で。

みんなと同じようにしたいし、なりたい、
と思うのは悪い事ではない。

みんな違ってみんないい、というのは
普通がみんなと同じであるという前提がある
んではないかと思いました。

やろうと思えば普通にできる前提。

【宣言】

行動は・・・・・・

やろうと思えば普通に色々頑張れる環境に感謝
します。

第四章

【引用】

「好かれるというのは決して、甘やかすとか機嫌
をとるということではない。子どもに笑顔で挨拶
する。名前を覚えている、最後まで話を聞く、子
どものやったことをちゃんと覚えている、そんな
人と人との基本的な関係なのだ」

【気づき】

全くその通り

【宣言】

名前を覚えるように心がけます。
日常の声かけを大切にします

第五章

【引用】

「人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問
題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれか
ら期待しているかが問題なのである」
(『夜と霧』ヴィクトール・フランクル(著))

【気づき】

人生からテイクするだけでなく、
人生にギブしていくっていう事でしょうか。

【宣言】

本を購入して読んでみます。

【全体を通して】

あきらめず人に関わっていくという難しさを
感じました。

基本的な日常の声かけなどが、どれだけ出来
ているかと問われると、ほとんど実行してい
ない事にも気づかされます。

本心では面倒臭いことだと思っていて、
自分自身にしか関心がないようにも感じます。

本気で人の支援をするということは、
その人の日常に関心をもって、よく観る、

手助けが必要な時は、ためらわず声をかける。

そんなことだと思いました。

行動としては、難しくはないけれど、
今の私では少し?大いに?

”愛”が足りてないと感じて凹みます。

在り方は行動に繋がる。

今日はここまで。
ありがとうございました。

今日ご紹介した本は、こちら。

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