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美味いもん同志合わせたら美味いに決まっとる


テレビ千鳥の大吾'sキッチンの台詞みたいな題名になったな。好きな料理番組は大吾'sキッチン、レイチェルのおうちごはん、きょうの料理です。どれも小さじ1程度の狂気という隠し味があるのが特徴です。noteは大さじ2くらい狂気が入ってる方が多い気がします。さて今日はですね、はい。

スコーンの話です。

「またか?」と思われるかもしれません。至って正気、大真面目です。昔から読んでくださっている優しい方々はご存知かと思いますがスコーンの話は4回目になるんで、もう私のnote内ではスコーンはお米だとでも思って見てやってください。

まあでも飽きたぞって方はここでUターンしてくださいね。スコーンって口の中の水分奪われるからあんまし……という方は、ぜひ焼き立てのバターの風味を感じるしっとりスコーンを食べて欲しいので全力で沼に引きずる所存です。覚悟してください。最後に沼の友たちよ、ご機嫌よう。今日もどうぞよろしく。


チョコチップ入れた

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事の発端はこれです。今年お家で開催されたホームデュショコラにて作ったチョコチップ入りスコーン。こいつがいけねえ。

スコーンって美味しいじゃないですか。そんでもってチョコレートも美味しいじゃないですか。当然の結果なんですよ。チョコチップ入りスコーン、美味いのなんの。止まらんのなんの。

この前noteのQOLお姉さまも、美味いもん同士が合体すると最強じゃね?って言ってたからきっと間違いない。これは世の真理なのだ。

ぽなちゃんとはいつも作ってるものは全くと言っていいほど被らないんだけど、なんか通ずるものがあると勝手に思い込んでいる。エネルギーを気にせず美味いもん求めてく姿勢かな。


私はイングリッシュスコーン推し

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突然の推しつけ、失礼しますね。もともと私は、何も余計なものが入っていないシンプルなスコーン、いわゆる英国式のスコーンをこよなく愛している。イングリッシュスコーンにジャムやクリームを存分に塗って食べることがなにより至福の時間である。家でよく作るのも甘さ控えめイングリッシュスコーンだ。スタバとかパン屋に置いてあるチョコチップとかドライフルーツとか入ったアメリカンタイプのスコーンは、「まあ好きっちゃ好きだけど」という感じ。

だがしかし、ここに来てアメリカンタイプに寝返ったわけではない。今回の気づきはここなのだ。

イングリッシュタイプの生地×チョコチップがドンピシャ❤️🏹

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どうやら、こういうことらしい(どういうことや)。

普段よく作る配合のスコーンにチョコチップを入れると、はちゃめちゃ好みに仕上がる。でも少しだけ、ほんの少しだけ甘さが欲しい。ジャムなしでも食べられる感じにしたい。ということで、もう一度作って確かめたい。

覚え書きで材料メモっとこ。

強力粉 140g
バター 50g
グラニュー糖 30g
BP   大さじ1/2
ヨーグルト 30g
生クリーム 15g
全卵 30g (1/2個分)
チョコチップ 好きなだけ

いつも作ってる配合に生クリームを少しいれてみた。そのぶんヨーグルトは減らす。グラニュー糖は迷ったけど少し多め。ヨーグルトの水分によって出来上がりが変わるので、様子を見ながら入れる。生地がまとまらなければ少し生クリームを足す。

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ちなみにチョコチップは好きなだけ入れればいいのでグラムは書いてないです。みんな己の欲望のままに好きにいれよう。


粉混ぜ

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カードで混ぜ始めて、途中から手で擦り合わせる。手が冷たい人間なので、この作業が得意。フープロで作ったことないけど、スコーンの工程の中でここがけっこう好きなので手動でやってる。

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ヨーグルトと生クリーム、たまごを混ぜたものを入れてカードでまとめる。

チョコチップ、イン!

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中に入れてさらに表面にもたっぷり。この方が美味しそうに見える。お馴染み菊型で型抜き。一番目にのした生地からひとつでも多くとりたいので、このごろは小さめの型を使っている。のし直した生地はどうも崩れがちなので。

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余った卵黄に牛乳を加えた塗り玉を作って、たっぷりめに塗る。キャラメル色の焼き目が好きなもので。バターロールとか食パンは全卵+水、スコーンとサブレは卵黄+牛乳がここ最近行き着いた好みの塗り玉。さてと、オーブンへ行ってらっしゃい。


こんがり焼けました

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180度25分。うむ。よろしい。チョコチップスコーン、焼き上がりの匂いが焼きチョコレートだ。なんとも幸せ〜〜。


積み上げる

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スコーンと努力は積み上げるもの。わけわからんこと言ってますがスルーしてくれ。自分でも分かっちょらんから。

さてと、2番生地の崩れた子でも味見しよっかなっと。

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食感は大好きなザクザク系。そして食べた瞬間分かったけど甘さはわりと控えめだった。生クリームのかわりに豆乳きな粉クリームをつけて食べたら禁断の味がしてあかんかった。有塩バターつけてもめっちゃ美味しいと思うから安易にやらない方がいい。でも脳内でもっとやれと指令を出してる気がするのでこれはもう理性とのガチンコバトル。



美味いもん×美味いもん

いちごを入手した。もうあとは分かるだろう。

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まちこさんがこの前いちごバターサンドクッキー作ってるのを見てから、気になって気になって買ってしまった天然生活。の別冊付録(私としてはむしろこちらが本誌だった)にのっていた「いちごスコーン」に目が行く。なんだこれ美味そう。作ろ。

レシピはなんとなく参考にして自分流で進める。卵使わないレシピだったけど入ってる方が好きなのでいれた。あと牛乳はヨーグルトに変えた(もはや単にアイデアを得ただけである) 。これも一応記録用にメモっとく。後述するけど多分次作る時はもうちょいレシピ変える。

いちご 6粒(80g)
全卵 12g
ヨーグルト 60g
グラニュー糖 30g
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ1
バター 50g


さがほのかスコーンを作る

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熊本県産のさがほのか。角切りをたくさん用意する。6個分だったかな。

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焼く前の生地の時点でもうだいぶかわいい。さすがいちご、ビジュアルのポテンシャル高えな。


もちろん焼いてもかわいい。

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っかーーー。美味そう。いちごから水分出るだろうなと思ってたけどやっぱり膨らみも少し抑えめになってるな。いちごはコンフィチュールにしてから使うべきだったか……?でもやっぱりフレッシュないちご、彩りになってていいな。

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ざっくり感がもう少し欲しいけど、しっとり系としてはなかなかにいいものができた。割った瞬間いちごの香りの湯気を纏ったスコーン。正直もう少しヨーグルトと卵減らしてリベンジしたいところだな〜、とお茶しながら母にこぼしていたら、「これくらいの方が飲み込みやすいし、むせなくていい。」とのこと。おばあちゃんに焼いてあげようかな。失敗から爆誕した、誤嚥性肺炎防止スコーンである。やっぱりスコーンって好み分かれるんだね。このとおり親子でも分かれてるし。


今後の展望

コンフィチュール作りに手を出したいと思ってるので、フルーツを使ったスコーンも作りたい。

それからこの間府中のおじさまが焼いていたクランベリースコーン。ドライフルーツもまた可能性が無限大なので気になるところ。

クロテッドクリームでなくマスカルポーネクリームを合わせているみたい。そういえばキャロットケーキに乗せるフロスティングとかもスコーンに合わせたら美味しそうだよなあ。スコーンのお供であるクリームやジャムについてはまだnoteに綴ってないけど、まだまだ掘り下げたいところである。沼の中でさらに地中深くに潜り込んでいく感覚だ。


いつも美味しい組み合わせを探している

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基本的に料理って、素材同士の出会いものなんだよな。ぶり大根みたいに、出会うはずないもの同士をお見合いさせるように。

スコーンとお似合いの食べ物は、この世界中にまだまだたくさんいるんだろうな。仲人として、スコーンオタクとして、楽しみながらご両人たちを引き合わせて行きたい。

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