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うちのおかんへ贈るクッキー缶

他人の金で焼肉が食いたいという標語がある。私はというと、他人の家でクッキーが焼きたい(あくまで相手から頼まれた時のみに限る)。まあ単純におしゃべりしながら誰かと作るのが好きなだけかもしれないね。周りにあげたりSNSでちらっと書いたりしてるせいか、おやつ作りにお呼ばれすることが多くなった。良きことかな。

今回は前支社の先輩が「念願のオーブンをゲットしたから、みっちゃんとクッキー作りたい!!」と言ってお家に呼んでくださったので、製菓ヲタクとして気合い入れて臨んだ。材料や料理器具をあれもこれもと詰めているうちに荷物がやったら多くなったので、その姿はまさにイベントに参戦するヲタクそのものである。

ということで、書いてるうちに遅くなりましたが母の日の前日、GWのとある週末のお話です。


週末昼下がり、スタート

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土曜の仕事終わり、先輩の家へ駆け込むようにして開始!バターを室温に戻しておいてくれたのでサクサクと生地が出来上がって助かった。これは先輩がのした胡麻生地がたまたまクレヨンしんちゃんの顔になって、私が勝手に爆笑して写メったところです。やっぱりふたりで作るのって楽しいな。

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ルスルスのレシピ本の基本生地をバター100g換算で2ボウルぶん用意して、片方はプレーン、もう片方は胡麻と紅茶を半分ずつにして3種類仕込んだ。スノーボールもついでに仕込む。

生地を寝かせてる間にすぐ焼けるオイルクッキーを焼こうということで、白崎茶会のレシピでシナモンの絞り出しクッキー!

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絞り出しが楽しい。交代で絞って「いいね!!上手い!!」とお互いに褒め合う遊びをする。

他人の家でクッキーを焼く。楽しいなあと思ったのも束の間。大事なことに気づく。

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他人ん家のオーブン、難易度高い。

てかオーブンのクセスゴ!!

この写真、めっちゃオーブンのクセというか焼き加減の分布が分かりません?真ん中の温度がめちゃくちゃ上がってて、周りがうっすいの。周りだけシナモンクッキーで真ん中これもはやブラックココアやん。味変わっとる。

買ったばかりでまだ使いこなせてないという先輩もびっくり。レシピの規定時間より早く上げてこれだったので……。

一番焦げてるブラックココアを二人でおそるおそる食べる。……食えなくはない。よし。



型抜きタイム!

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気を取り直して、型抜きクッキーをバンバン進めていきます。クッキー缶作りに落ち込んでる時間などない。先輩が撮ってくれてたり私が撮った写真を混じえながらお送りいたします。

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白ごまと黒ごまミックス、ごまごまサブレ!三角と菊型の丸で。

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私の家のオーブン、ガラス部分が長年の汚れが溜まってて中身が見えないんだけど、さすが新品のオーブン。めっちゃ明瞭。視界良好すぎて感動。

ガンガン回してこうぜ

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オーブン何回転か覚えてないけど、家のよりたくさん焼けるので羨ましい限りである。

さあ詰めよう

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ちなみに14時から作業を初めて、この時点で18時半。クッキー缶作りは数時間では終わらない。覚悟のある者だけ着いてこい。

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家用なので素手でやってる。一応洗って消毒したけど加熱済み食品を素手でさわるとなんとなくいけない気持ちになるな……。

今回箱に詰める計画を綿密には立ててなくて、ひたすら好きなものを焼いた感じなので、自由に楽しく詰めた。ここ数年のクッキー缶作りで培ったカンを使ってなんとかなった。先輩もクッキー缶初心者ながら自由に楽しく詰めていた。


それぞれ完成!

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じゃ〜ん!ひとつは私の、ふたつは先輩の贈り物用と家用。

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クッキー缶のお楽しみ、ラッピングも提案させていただきました。レースやサテンのリボンを持ってきたのでそちらでおくるみしていく。同じ色のドライフラワーがあったので一輪挿してみたらあらかわいらしい。

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先輩のお母様用、出来上がり!淡い色合いでまとめてみました〜🌸

ちなみに私の母の分はこちらです。

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ん?小さめのお弁当か?

おかんは過剰包装をあまり好まないので、お気に入りのナフキンで包みました。流行りのSDGsということで……大事なのは中身さ!

大事な中身はこちら

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happy mother's day❣️のメッセージ入れようって提案したらノリノリでのってくれたので、吹き出しで。文字数の関係でs入ってないけど悪しからず。

私もおかんも大好きなムーミンママさんが主役のクッキー缶にしました。

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ちなみに今回のお品書きはこちら。

🔸プレーンクッキー
🔸杏ジャムサンド
🔸ごまごまサブレ
🔸紅茶サブレ
🔸スノーボール(桜・抹茶)
🔸さくらのいちごチョコがけ
🔸シナモンの絞り出しクッキー

やっぱり二馬力だと1日でもそれなりに作れるんだなあ。そして今年はより短時間で何種類も作れるかを課題としてるので、プレーンからどのように枝分かれさせるかも色々試したいところ。


うちのおかん

今年はこれやるよ〜と言ってお弁当いや、お包みしたクッキー缶を渡したところ「何だろな〜」と歌いながらるんるん開封していた。次の日に突然LINEで送られてきた画像がシュールだった。

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雑なサンキューだなおい。

娘のラッピングといい、雑な親子である。2.3日かけてちまちまと食べていた。わたしも2枚ほどくすねた。

先輩は次の日実家に帰ってお渡しして、一緒にいただいたそう。先輩のお母様にも喜んでもらえたようでなによりだった。


母の日に贈ったクッキー缶でした

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実はこの前のクッキー缶のnoteが色んな方に読んでいただけた反面、「年に数回しか作らんのじゃけどな……」なんて気持ちにもなっていた。

まあ今後も贈りたい相手がいる時に、気候と気分が良ければ焼こうかと思いますので長い目で見てくださいませ。

ああ、味の感想?「全部美味い!」だそうです。では今週末、これにて。



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