見出し画像

なかしましほさんの小さなガトーショコラ


突然だがみなさん、なかしましほさんの「小さなレシピを1ダース。」をご存知だろうか。

もうだいぶ前の企画なのだが、コロナ禍の中なかしまさんがTwitterでこの時のレシピたちを再投稿してくれたことで知った方も多いと思う。かく言う私も、学祭時代からなかしまさんの本を買って読んでいたが、この企画は知らなかった。

小さなレシピを1ダース。とは

金曜日の午前11時につぶやかれるレシピ。特別なお菓子というよか、日常のおやつ系が多い。が、日常を楽しくしてくれるなんとも美味しいおやつたち。Twitterは140文字、ホームページにはもっと詳しく書いてあるレシピが置いてある。

それらをみんながおのおのの家で作り、そして写真をハッシュタグをつけてつぶやく、という企画。毎週なかしまさんが選んだ「なかしま賞」が、発表される。

今日はそんな楽しい「かえってきた!小さなレシピを1ダース。」からガトーショコラのレシピをお借りした。


まずはチョコレートを溶かします

画像1

チョコレートとオイルを湯せんにかける。

チョコレートの湯せん、横着だとわかっているがいつも鍋に湯を沸かし、そこにボウルを直づけしてやってしまう。良い子のみんなは真似しないでくれたまえ。テンパリングなんてほんとはもっと厳格な温度管理が必要なのでマジで……これは家庭用のやり方と捉えてくだせえ……。

次に卵白のメレンゲを立てる。レシピにも書いてあるが、固すぎず緩すぎずの絶妙なラインで止める。

そこへ卵黄、牛乳、ココア、チョコレートの順に入れ、混ぜていく。

画像2

なんか画面が汚いが、チョコレート系を作るとどうもキッチンを汚しがちだ。

生地ができたら、お気に入りのウィルトンの型に8号サイズのグラシン紙をセッティング。

画像3

オーブンで170℃15分。とあったが、しっとり系が食べたいなという気持ちになり、鉄板に少し湯をはり、170℃20分焼いた。(結局レシピ通りに作れない私である)


無事焼けました

画像4

こんがりココアのいい香り。割れ目もほどよく出てるな。ベーキングパウダーとかは入れてないので、そこまで膨らまない。


気まぐれに雪化粧❄️

画像5

ココアふるか迷ったけどなんか賞味期限が怪しかったので粉砂糖をふる。

画像6

マフィン型のかわいいサイズになった。これくらいのサイズ感、夕食後のデザートとかにはちょうどいいよね。

チョコレート系のおやつは、断然寝かせてから食べる派。生地が落ち着いて、ねっとりした食感が好きなので。

このレシピはバターの代わりにオイルを使っているけど、粉が入ってないタイプなのでいわゆるずっしり系の食感。ココアは無糖のものを、チョコレートもカカオ分65%のものを使ったのでけっこうビターな仕上がりになった。

ちなみに今年の夏にもピエールエルメのガトーショコラのレシピがSNSに公開されていたので焼いてみたんだけど、あれは確かメレンゲを立てないレシピだった。代わりと言っちゃなんだがバターもチョコレートも惜しみなく使ってて、出来上がったガトーショコラを見て「Oh……カロリー……」という気分になったのを覚えている。(案の定アホみたいに美味かった。)


日常のおやつ向き

画像7

私の中ではどちらかというとガトーショコラって、バレンタインとかわりと気合を入れる日のおやつに分類されていた。バターたくさん使うし、メレンゲ別立てせなかん、チョコレートの湯煎もめんどくさい、てな感じで工程が多くて、やけにボウルを使うせいで洗い物も多い。気合いを入れないと作り出せないものだと思っていた。

なかしまさんのレシピは、バターを使わないものが多い。家族数人で食べる量で設定してあり、マフィン型で好きな分だけ作れる。材料も特別なものは使わない。だって今日、これを作るために買い物をしていない。全部たまたま家にあったものだけで出来上がった。

同じおやつでも、こうやって日常のものと、特別な日のものとで使い分けるのもまた楽しいものだね。

と、作るのも書くのもいつもより少しだけ短いお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?