【なりきり短歌10首】だれも顔をくれない
※アンパンマンになりきったらめちゃくちゃイライラしました。
アンパンにいのちをくれた流れ星 二度と墜ちてはきませんように
単純な正義に押し込まれ君となかよくなれないまんまのパンチ
ジャムおじさん、こし餡に変えてくれないか? あいつを好きにならない餡に
「生きる」って仕組みが特別むずかしい 死なないぼくは考える餡
顔をあげ力が出なくなったんだ 悪びれもせず元気になるな
生きているパンを作ろう 生きているけれどおいしく食べられるパン
「愛と勇気」だけwとか言うけどお前らの友達はそれより素晴らしいのかよ
空腹で泣いてる子にはぼくの顔 生きたがりにはぼくのマントを
いまぼくがお腹を空かせて泣いててもどうせみんなは顔をくれない
「もし君に顔をあげたとしてもたぶん生きられないよ、だからごめんね」
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