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お茶とわたしと、冬の朝。

気候の差とたたかっていたら、見事に体調を崩した。

むかし…教育番組だったかな。

何かの番組で、野生の動物は体調を崩したり傷を負った時には1人でひっそりと、身体が癒えるまで隠れ堪えるみたいな事を知って以来、自分が体調を崩した時には孤高のオオカミのような気持ちで過ごすのだけど…(表情は劇画タッチで🐺)

今回もひっそりと尻尾を下げて寝床で丸くなっていた。
(劇画タッチで🐺)

そうこうしている内に家のなかは冬仕様へと変わっていって…
例えば冷蔵庫から麦茶が消えて、変わりに電気ポットが登場したり、ストーブ用の灯油を用意したり、部屋着がモコモコになったり …1番の変化は、私が1日中紅茶類を飲むようになった事だ。

子どもの頃、冬になると母がよく庭で採れたハーブを使ってお茶を入れてくれた。
戸棚には業務用の紅茶が置いてあったし、コタツの横に置いてあるポットには常に何かしらのお茶が入っていた。

そんな幼少期を過ごしたからか、私の冬の朝は、一杯のお茶から始まる。

布団からのっそり出て、半纏をはおり(時には襟巻きまで巻いて)、各部屋のストーブをつけて、台所へ向かい、ヤカンを火にかけて、スマホをポチポチしながらお茶を飲む。

そうしないと、寒すぎて動くパワーが出てこない。

出勤前にそんな事をしていると「そんな悠長な事をして…!」なんてよく家族から小言を言われた。

でもさ、うつになって2度目の冬を向かえようしている今、私は気がついてしまった。

周りから見たこの“悠長な事”が、私にはとても大切な時間だったということに。

朝はバタバタしない方が、私らしくいられるみたい。

朝のこの時間をとるために、周りが明日やれば良いじゃんって言うような事を夜までにはやっつけてしまいたい。

どんなに忙しくても、朝はゆっくり過ごしたい。

ゆっくり過ごして、頭の中を整理して、リセットしてから1日を始めたい。

だから、私は朝、人よりちょっと早く起きるし、夜は、ほんの少し長く起きてる。

明日の朝はなんのお茶を飲もうかな?

なんて考えながら、ちょっぴりワクワクしながら眠るんだ。

人それぞれ、色々な考え方があると思う。

私のこころのゆとりは、朝のティータイムだった。

(朝だけではなく、昼も夜もお茶を飲むのだけど。)

そんな発見をした、冬の入り口☃️

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