ひろ子(77)"心で観る!”

田端生まれ、盛岡育ち。中学生で帰京する。 好きなことは映画を見る、新聞を読む(活字派)…

ひろ子(77)"心で観る!”

田端生まれ、盛岡育ち。中学生で帰京する。 好きなことは映画を見る、新聞を読む(活字派)、旅をする、森林浴、アルゼンチンタンゴ。美味しいものを食べる。 その他、友人多数、好奇心旺盛。 ひろ子77歳です。

最近の記事

お知らせ

突然ですが、このブログの筆者であるひろ子は令和5年9月1日、享年79歳にて永眠いたしました。今まで読んでくださった皆様に心より感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。 ここからはひろ子の孫が故人より引き継ぎまして書かせていただきます。 このブログはひろ子77歳最後の日から、約1年2ヶ月更新してまいりました。 私が少し早めに78歳のお誕生日をお祝いした際に「ブログやってみない?」と提案したところ、 「わたしがやりたかった事なんでわかったの〜?!」と予想もしていなかったくらい喜ん

    • 流行を楽しむとは?

      今年の夏は短いとか?そう願いたいものだ。   パリの流行が日本に届くのは2年くらいかかるとか?30年以上前の話だが今もあまり変わらないと思う。 パリでヒール低い真赤な靴が大流行していた年があった。 若い人はジーンズに可愛くはいたり、大人でもオシャレなワンピースにシックに履き熟していたり、素敵に夏の終わりを飾っていた。 素敵だなぁ〜とカフェでお茶をしながら街行く人に見とれていた。 翌年の初夏に、日本でもぼちぼち銀座や原宿あたりで可愛い赤い靴が店頭に出るようになり始めたが 本

      • 楽しみ色々 食の文化

        20年ぐらい前からか?食の教育という言葉が使われるようになって、食べ物を無駄にしない食品ロスも貴重な言葉になった。 学校では本格的に食について学び、家庭でも実践している。 特に食品ロスを失くすために様々な工夫をしている。コンビニやスーパーでは賞味期限が近い物は前側に置き、なるべく前から消費する試みや、値段を下げて協力を仰いでいる。また、大学でも自動販売機にその工夫を施している学校もある。 70年前とは正反対の食生活である。     第二次世界大戦が終わって食料不足で芋をご飯代

        • 複雑な人間模様 ”ダイヤルM"

          愛さえも殺しの材料になるという1998年のアメリカのサスペンス映画。 行き交う人が振り返るほどの絶世の美人の富豪の娘エミリーには、金髪で品のあるグウィネス・パルトロウが演ずる。 その夫にはマイケル・ダグラス。プロデューサーで俳優であるカーク・ダグラスの息子。1975年にカッコーの巣の上でアカデミー賞作品賞を受賞してプロデューサーとして脚光を浴びた。 エミリーには絵描きの若い恋人がいて逢瀬を楽しんでいた。それに気がついた夫はエミリーを次第に追い詰めていく様を描いているサスペン

          魅力が詰まった日本という国

          最近は全てネットで知ることができるが、久しぶりに帰国した家族が驚いた日本の暮らしの変化。 スーパーで買い物をしたら、支払いを音声で知らせるのにこちらも答えてしまい店員さんが飛んできたと聞いた。日本はどこまで変化するのか?と思ったという。 外食も今では大半の店は注文をパソコンで打ち込み、出来ない高齢者などだけ店員が手伝ってくれている。 先日入った店では、ロボットが運んできて驚いた。人件費はかからずに店内は静かだが、言葉をかわさないのは何か寂しい感じもした。   日本という国、

          魅力が詰まった日本という国

          ふるさと

          東京生まれの人はふるさとが無いと言うが、両親や祖父母等探していけば沢山の帰る処はある。   父の仕事の関係で小学校は岩手県の盛岡市で育った。北上川や岩手山に囲まれた自然豊かな静かな城下町でもある。   盛岡といえばわんこそばで有名だが、今は冷麺が人気で多くの店が取り扱っている。 わんこそばは、何杯食べたかを競いながら楽しく食べる美味しいお蕎麦。 色々な具材があるが、多くの人はひたすらお椀のお蕎麦に集中して競う。 特に他県の来客には喜ばれる。 女性は頑張って20杯位で、男性だ

          山の近くのビビンバ丼 "ソウルの優れもの"

          インターネットの世界では敵わないソウル大学の研究室に訪問した時のこと。 当時韓国は、日本から見ると先の先の研究をしていた。学生たちが起業する魁となったに違いない。 教授と友人が知人で、かなり突っ込んだ話を聞かせてくれた。 一通り訪問目的の研修や見学が済んでから、少しソウルを案内して貰う。 最後にソウルで1番高い山の近くまで車で登った。 粗末なテント張りの店が立ち並び、山菜やそれらを使った土産物が売られていて、初めて見る物も多くあった。 一軒の店に入ってみると、みんなビビンバ

          山の近くのビビンバ丼 "ソウルの優れもの"

          ムール貝の楽しい食べ方 / ブルージュのランチ

          ムール貝のレストランの大きな看板を見つけた。 ムール貝は大きなボールに山盛りになり、横にはフライドポテトが皿に、これも山盛り。インパクトがある写真が眼を引いた。 貝類は何でも大好物の私には堪らない。 特にムールはヨーロッパでは定番メニューの1つである。看板につられて入った店の中はムールでむせ返っていた。 どのテーブルもムールのからのボールの山、山・・・ メニューはそれのみで、客もムールだけを堪能している。 注文してみて、改めてムールの多さに驚く。貝の先で貝を取り脱して食べる手

          ムール貝の楽しい食べ方 / ブルージュのランチ

          オリエンタルの代表 ~ビーフンの味わい~

          出会いはシンガポール空港のレストラン。こんなオリエンタルな味ってあるのだろうか?と思うほどにハマった。 聞いたこともなく見たこともない香辛料の葉がいきいきとビーフンに絡まって、隠しているかのように見事な出来栄えだった。 ひたすら美味しいね!美味しいね!との言葉しか出なかった。 今例えたくても言えない。 あー、是非とも再会したい味。 以来、ビーフンが大好物になった。 時には自分でもトライしてみるがあの味は出せない。やはり本場の材料の本場の味だ。 それには勝てない・・・   シ

          オリエンタルの代表 ~ビーフンの味わい~

          50種のカレーの味  レユニオン島

          香港経由、シンガポール経由で日本から22時間もかかる遠い国。 元フランス領土、現在は2つの政府で成り立っているレユニオン。 初めて訪れたのは35年前だった。 当時でも乗り継ぎの悪さに驚いた。 搭乗案内が5分前のアナウンスにはハラハラした。 パリから直行便は出ていたが、日本からパリ、パリからレユニオンで24時間かかり、料金も倍額となる。   やっと着いたインド洋にある南アフリカの小さな島。 事前の調査では、グルメの国という。 しかもカレー好きには堪らない50種類以上のカレー味が

          50種のカレーの味  レユニオン島

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”4

          何と情熱的な音色、津軽海峡を夕食後の津軽三味線のショータイムで超えた。 結構、揺れも感じたが、大好きな津軽三味線の演奏がそれをかき消し、夢と現実のコラボのようだった。 1時間ほどの演奏だったが、堪能した。 最後にふさわしい演出だった。   青森は土門拳の写真記念館で有名だ。 写真記念館は日本ではここだけだと聞いて訪ねたが、彼独特の荒々しい写真から、女優の美しいポートレイトまでどの位の数の収集なのだろうか? 土地柄、広々としたまだ新しい香りのする、素敵な写真館だった。 お土産

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”4

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”3

          華やかなつるし雛展 翌朝は8時頃からデッキが賑わい始めた。どうやらバスツアーが出発らしい。 ツアーに参加する人たちがいなくなると、船内は急に静かになった。 私たちはツアーに参加せずにゆっくり朝食を取って、11時頃から山形の名所や名物を観る予定を計画をしていた。 決められたツアーに参加は苦手で、自分で調べて自分でプランを決めてるので、時間もゆっくり、のんびりの気楽な旅が楽しめるからだ。 朝食ビュッフェを好きなだけ食べてから下船し、港で待つタクシーをチャーターして山形市内に

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”3

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”2

          富山港からの乗船は15時なので、ゆっくりホテルでブランチ。お土産の宅配も頼んで出発した。   港に着いて驚いた。 突如として海に巨大なビルが現れた。 これがもしかして飛鳥Ⅱ?これに乗るの?どうみてもビルにしかみえなかった。 いよいよ乗船が始まった。 一人ひとりに入念な審査があり、船長名入りの客室番号パスポートが渡された。 それだけで期待感があふれる。 私たちはジュニアスイート10階。1部屋だけのスイートが取れなかったとの姉の話だった。 船室に案内されて説明を受けるが、テーブ

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”2

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”

          早いもので今春で6年も前のこと。 3月末から飛鳥とったよ!私は仕事があるから上の姉と二人で行って来て!との急の連絡。 一度は乗って観たいと漠然と思っていたので、勿論快諾!! それから1週間。 スーツケースも先日、壊れて買わないと・・・あれやこれやと慌しく準備を開始した。確かに現実となると船長のご招待ディナーには何を着るかで問題となり、姉と相談。 3月末とはいえ、向かっているのは北なのでドレスは無理。着物かスーツ。着物は荷物が大きくなるし、自分では着れないので選択肢は1つに。

          夢の旅 ”飛鳥Ⅱに乗船”

          アビニョンで極旨サラダ パート2フランス

          グルメの国、フランスではブロバンス地方の料理が1番美味しいと聞く。南仏海岸らしく海鮮はもとより上品な盛り付けセンス、そのサラダのドレッシングの美味には驚いた。 お魚スープは一口で匂いにお手上げだったが、他の物には脱帽だった。 あぁ、上品センス、これがブロバンス流!か・・・   料理はお国柄が出る。 プライドが高い伝統の国。 友人に苦労してシャトーを1泊予約をしてもらってそのディナーの優雅だったこと。 今なら更にその良さが堪能できたかも知れないと思う。人生みたいに、経験や苦労

          アビニョンで極旨サラダ パート2フランス

          名物の食べ方 パート1ドイツ

          忘れられない食べ物は色々あるが、特にその国の名物の本場の味ってあるのかな?と尋ねられたら、それはやはり素朴な食べ方だと思う。   フランクフルトからブリュッセルに向う構内の屋台で、お昼用にホットドックを買ったことがあった。 慌てて精算して車両に乗り込んだ。娘との二人旅。 自分のコンパートメントを探してドアを開けると、既に二人の乗客が座っていて、私の方を向くといい匂いの素振りをした。私はそれまで手に持ったホットドッグのことを忘れていたが、はっと気付いてうなずいた。 凄ーくいい

          名物の食べ方 パート1ドイツ