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エジプト旅行記(2)

 あこがれのギザ三大ピラミットとスフィンクスを見学しました。

 最大のクフ王のピラミッドは内部に入場しました。腰をかがめて約40mほどの上昇通路を登ると、天井までの高さ約40mの大回廊に至ります。何のための空間か判りませんが、その造りの圧倒されます。そしてその先が、花崗岩の石棺がポツンを置かれた王の間です。石棺に蓋はなく、石棺自体や壁にも装飾が施されていないため、とてもお墓であるとは思えません。来世での生活を望んで、身の回りの生活物品や財宝(盗掘で持ち出されたのかもしれませんが)、象形文字やさまざまな絵で王の偉大さを示すこともせず、ただぽつりと石棺だけ置かれている部屋は逆に不気味でした。

 クフ王のピラミッドを守る大スフィンクスは、特別観覧ということて、スフィンクスに手が届く所まで入場できました。入り口には三人のおまわりさん(制服を着ていない)が警備していて、「写真を撮ってあげます」みたいなポーズをし、チップを要求してきました。エジプトでは一般人はもちろん公務員もチップやワイロが生活収入の一柱となっているそうです。現地ガイドが「今のエジプトはダメだが、昔は偉大だった。」とピラミッドの前で語っていたことが実感されました。

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