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はる。

月曜日、朝8:30。
朝イチの高速バスに揺られる。

この週末は実家で過ごした。

大学に入り、地元を離れ、バンドを組んだ。
そのバンドで、地元から遠くも近くもない街へ
ライブをしに来ることができた。

このご時世、県内でもライブをすることが
難しいと感じる。
お客さんの人数も限られ、
ライブハウスへの利益はとても少ない。

それでも、初めて家族にライブを見せれたことで
小さな親孝行ができた気分でいる。

母と弟はとても喜んでくれて、
メンバーや友人も弟にとても良くしてくれた。

自分にとって大切な人たちや大好きな音楽が
繋がる度に、大きな幸福感を得る。

それにしても海沿いの街の春はとても良かった。
カラフルな街は永遠に歩くことができたし、
潮風にのる鼻歌が、いつもより陽気だった。

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ライブ後、私はメンバーと別れ、
母と弟と実家に帰った。

春から大学生になる弟は、地元を離れ、
一人暮らしを始める。

帰省しても、彼がいない実家は想像できない。
母や姉の私に頼りっぱなしで、
私よりもだらしない彼に、
家族全員不安でいっぱいだが、
持ち前の愛嬌できっと、なんとかなるんだろう。

お金を大切に、豊かな4年にしてほしい。

年上の女にたぶらかされなければ、いい。

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