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16万フォロワーのインスタグラムを徹底解剖(KPI公開版)

こんにちは。スミヨシ(@rskwork)です。

Youtuberやインフルエンサーという言葉が流行っておりますが、我々はインフルエンサーではなく、企業としてインスタアカウントを2年運用しており、KPIや数字を公開して今後のインスタに関して解剖していきたいと思います。

TL形式のSNS
ストーリー
ライブ
KPI属性
リンクが貼れない
インフルエンサーインスタグラマー
IGTV
通常ポスト
サマリー

ココらへんを順をおって説明していきたいと思います。

16万フォローワーまで増やしてきました。インフルエンサーであったら、そこそこだと思いますが、あくまで企業アカウントとして、情報を発信してきました。特に大きなお金も使わずにオーガニックでここまで増えました。

コンテンツは、日本向けではなく、あくまで外国人へ日本や日本語の情報を発信するアカウントです。せっかくグローバルプラットフォームなのだから、海外へ発信するべく運用しており、日本人の方にはあまり参考にならないかもしれませんが、共通点もあるかと思いますので、ご査収いただければと思います。

日本語関連のアカウントであれば、インスタ内では”セカイイチ”になるのではないでしょうか。16万で1番とはなかなか恥ずかしい部分もありますが、2年運用して、我々以上のフォロワーがいるアカウントは現時点では無いようです。

TL式のSNS

インスタはTL(タイムライン)形式のSNSです。よって、過去の動画がまだ見られるということがほぼないです。一定期間たったら、ほとんど見られなくなるSNSです。Facebook、ツイッターなどと同じになります。Youtubeは過去動画や検索機能が充実しているため積み上げになっていきます。ですので、投稿をし続けなければならないSNSになり、運用も大変です。昨今ではあまり投稿機能を使わずにストーリーを使ってカジュアルに投稿する人が増えているようです。

ストーリー

ストーリーとは24時間で消える動画です。

1年前は、ここに投稿する人はほとんどいなかったのですが、最近では、投稿<ストーリーになっており、投稿はほんとに残したい写真や見てもらいたい動画のみをポストする人が増えているようです。(特に若い世代)また、1年前は、我々のデータになりますが

1年前
フォロワー:10万
24時間でのリーチ:2万
リンククリック数:500〜1000
クリック率:2%〜5%

であったのに対して現在は

現在
フォロワー:15万
24時間でのリーチ:5000
リンククリック数:100以下
クリック率:2%

という残念なKPIになっており、以下にストーリーが混雑し始めているかがわかります。UIのデザイン上、当然な結果です。

ライブ

インスタには手軽にライブができる機能があります。ライブもストーリと同じデザインになっているので、インスタ内のユーザが増えれば増えるほど、みられなくなる設計になってます。

1年前
フォロワー:10万
同時接続数:約300
現在
フォロワー:15万
同時接続数:100以下

こちらも残念な結果になっています。フォロワーが増えても、それ以上にインスタユーザが増え、我々のライブが露出されなくなっております。
他社のアカウントを拝見していても、同じような現象(減少も)起きているようです。

属性

これは我々のアカウント特有ですが、インドネシアが人口ボーナスもありユーザ比率では1番多く

男女比率はほぼ同じ。夜の9時〜0時が一番リーチできるようです。これはどのSNSも同じです。

曜日は、投稿のエンゲージメント(いいね数など)により、変わるので、何曜日がいいなどの傾向はないです。
ここで見て取れるのは、皆がしたいであろう、他のWebsiteへの誘導ですが、ほぼ無理ゲーです。1%しかクリックしないです。プロフィールへのアクセスが1日数千、週で1万以上ありますが、クリックしたのが176人と残念な結果になっております。

リンクが貼れない

インスタの投稿は、上記で書いたストーリー以外ではリンクを貼ることができません。外部に誘導したくないのでしょう。投稿の詳細などにURLを記述してもリンク化してくれないのです。

プロフィールや、ストーリーにリンクを貼ったとしても、アプリ内ブラウザのため、そこからログインさせたり、Youtubeに登録させたりといったアクションを起こさせるのはかなり難易度が高くなります。あくまで、リンクをクリックした次のページの情報をみせるためだけに使えます。
結論、外部誘導には使えないSNSになります。

インフルエンサー?広告?

インフルエンサーは他社の商品などをインスタ上で宣伝している人たちをいうのだと思います。上記のクリック率が他のアカウントも同じくらいだとすると、なかなかしんどいですよね。他社のランディングページなどに着地させるような宣伝だとかなり難しい広告になると思っていて、しかもそのフォロワーがその商品の対象ユーザでなければならないので、若干懐疑的な部分もあります。Youtuberなどは、全プラットフォームでの宣伝などができるので、リンクが貼れたり、他の媒体で宣伝できたりするわけですが、いわゆるインフルエンサーと言われるインスタグラマーだけだと結構きついのかもしれません。(裏で広告打つという手段もあったり・・・ここでは触れませんが)
大前提として、インプレッション広告なので、TVCMと一緒なんですかね。どれだけ人の記憶に残せるか。

IGTV

IGTVが発表されて、ほぼ誰も使ってないし、聞かないですよね、IGTV。縦型オンリーで、UIも使いづらいです。ただ・・・

誰も使ってないのでめっちゃブルーオーシャン

です。

比較的再生回数が高いものですが、投稿して1ヶ月未満のものですが、37万回、20万回とかなり見られています。もちろんコンテンツ依存するところが一番大きいですが、ほとんど使われてないので、(言い方に語弊あるかもですが)他のSNSでバズったような動画を作って流すとおそらくかなり見られるでしょう。SNSなので、フォロワー数に関係なく、再生回数やバズってる動画が他のユーザに届く仕組みになっています。
そして重要なのは、ここからフォロワーになってくれるということです。IGTVでバズると、自分のインスタのフォロワーになってくれます。1日3万前後のIGTVでのリーチで、一日300人くらいフォロワーが増えていきます。

通常ポスト

最後に投稿ですが

最近の投稿のリーチ数です。再生回数としてはリーチの50%くらいですので、投稿で3万~1万くらいの動画再生数になります。

16万フォロワー
平均再生回数:2万
平均リーチ数:4万

いいか悪いかは別として、我々が毎日運用してこのくらいです。2年間トータルであれば、ざっくり

※2年間2日に一度動画を投稿
トータルリーチ数:3,000万~
トータル再生回数:2万*500動画=1,000万再生
トータルいいね数:約500万

インスタだけでここまでの人に認知できたのでから良い方ではないでしょうか。(インスタはあくまで他プラットフォームで使っていたものを投稿しているだけなので)

毎日2万人の方に動画が見させられるというのはかなり大きいのかと思います。現に我々も外国人の方から実際に「よく見ている」などの声は実際に聞きますし。ただインスタの通常ポスト1分の動画に何万円ものコストをかける価値はあまりないと思うので、あくまで他のプラットフォームで使った動画を再利用するくらいのコストであればかなりお得感がでると思います。

再生回数を伸ばすには・・・

いいね数
保存数
コメント数

いわゆるエンゲージメントが高くなる動画を作ることですね(当然ですが)

こちらは自社でキャンペーンの宣伝をしました。いいねが600しか付きませんでした

一方こちらは、全てのカタカナを動画で書き順、読み方、アルファベット込で投稿したものですが、4万いいね、4万保存(ココ重要)、リーチは1週間で140万いきました。日本語学習者の外国人が多いため、
どれだけその人達のためになる情報なのか
が最も重要です。
化粧が好きなフォロワーにサッカーの話題を振っても意味がありません。

サマリー

インスタはいずれオワコンになる(抜本的な変更がないと)
ストーリーはほとんどクリックされない
プロフィールからのリンクもクリックされない
そもそも外部誘導できない
インフルエンサーインスタグラマーという広告媒体はしんどい
フォロワーを分析し為になる情報発信を!
投稿やIGTVはまだ見られる!

ご質問ある方は僕のツイッター(@rskwork)までご連絡ください。SNSならだいたい回答できると思います!

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