笑ってはいけない、おじさまの自虐ネタ
※TOP画出典:絵コトバ作家kanako
ある日の出張帰りの電車内で、つり革に疲れたからだを委ねながら揺られていた。
シャツは汗ばんでいて、早く家に帰ってシャワーを浴びたいとそればかり思っていた。
駅や車内は人でいっぱいで、いっそうベタベタ感を加速させる。あぁ早くすっきりしたい
すると、つり革の右隣から中年おじさん二人の会話が耳に聞こえてきた。
チラ見すると、ひとりはケンタッキーのカーネルサンダースのような体形の定年前くらい?年齢で、ひとりは痩せ型の同じく定年前くらいの人柄のよさそうなおじさんが話していた。
おじA「うちでにこないだの休みに親戚の集まりがあってね、みんなでお家ご飯したのよ」
おじB「ほうほう」
おじA「それでねうちのが(家内)ね、惣菜やお酒、子どもたちのお菓子やらジュースやらのみんなの分を全部はらっちゃうわけよ」
おじB「あら」
おじA「兄弟の集まりなんだから割り勘にすればいいのに、いつもすぐお金を出しちゃうの。そのお金はどこから出てるんだってね?」
おじB「(笑) 奥さん、専業主婦だったよね?」
おじA「そうなのよー。汗水たらして働いても働いてもお金が出ていくばかりよ」
おじB「うちらがワンコインでお昼を済ませているのに、嫁は主婦ともとホテルビュッフェしたりしてるしね(笑)」
おじA「そうそう、うちもそう」
おじA「でね、最近は子供たちも成人しちゃって、なんなら孫も増えたりして。そんでまた、来たら酒をがばがば飲むわけよ。ちょっとはおまえら遠慮しろよって」
おじB「(笑) そりゃ大変だ」
わたし(笑いを抑える)
おじA「でね、夜に回る寿司でみんなで行こうってなって行ったのよ。もちろんうち持ちで」
おじB「うんうんw」
おじA「そしたら、孫がうな重食べたいって言いだして。おまえいい加減にしろよってどついたろうかと思ったわ」
おじB「あはは」
わたし(必死で笑いを抑える)
おじA、おじB「どんだけ働いても、お金が出ていくばかりで困ったもんやわぁw」
わたし(降車駅につき、もう耐えられないと笑いをこらえながら電車を降りる)
いやぁ あれはやばかった。
顔の冷静さを保ち、聞いてませんよ感を保つには限界だったw
そのおかげで、ベタベタ疲れを一瞬忘れてなんか微笑ましくなった。
おじさんたちは大変かもしれないけれど、自虐笑いとばしていたから大丈夫だろうと、そう思った。
おじさんところは、きっと実家の長男なんだろうなぁ
でたまに親戚が集まって、わいわいしているのだろう。
そんなことに思いを巡らしながら、家路についた。
ちょっと笑って元気が出た金曜の夕方。
一日の疲れがなんか吹き飛んだよ。
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