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ウェイブという行動術


肩や肩甲骨のチカラを抜いて、素早く、または至近距離で、強烈な打撃を与えるジークンドーの「ワンインチパンチ」や、「ウェイブ」という戦闘術があり、たまにYoutubeを見て楽しんでいます。

常にチカラを入れて打撃するより、打つ瞬間はチカラを抜いた状態で放ち、相手に当たる瞬間にグッと力を入れることで威力が倍増するということが両者の特徴で、身体の芯まで衝撃波を放つことができるというもの。



このワンインチパンチやウェイブのチカラの入れ方は、ジークンドーや戦闘術に限ったものではなくて、普段の私生活や仕事でも大事なことです。

どういうことかと言うと、

常に身体にチカラが入った状態よりも、普段はチカラを抜いておいて、ここぞという瞬間に効率よくチカラを入れたほうが物事はうまく進むということです。

まずは肩や肩甲骨のチカラを抜くことを意識して、冷静に仕事をこなす、家事や用事をこなすことが大事。

常に「よしやるぞ」と身体にチカラが入ったONの状態は、ずっと一定の集中力を持続できるものではないので、それを続けようとするとある時間からミスをしたり空回りをしやすくなります。

また、やるべき事がいっぱいあって、「あれもこれもどうしよう!?」と頭がてんぱったり、イライラして感情的になっていると全身にチカラが入った状態になります。何か不安を抱えている時も同じです。
自律神経の乱れや、不安神経症、うつ病になると、首や肩や背中、脚が凝りやすくなりますが、これは身体のあちこちが緊張している状態で常にチカラが入っているからです。

こういう状態だと、やる事なす事が上手く回らなくなるので、身体のチカラを抜いてあげることが必要になります。


チカラの抜き方としては、「普段はON状態で、たまにOFF状態にする」と私たちは考えがちですが、そうではなく、「普段はOFF状態で、たまにON状態にする」というのが理想で、これがウェイブという行動術です。

普段、仕事や用事をしてはいるんだけどチカラは抜いている状態、そしてここは大事なポイント、押さえておかないと後々困るというものであったりすると、グッとチカラ入れて一気にこなす。
(チカラは抜いている状態とは、リラックスした状態が理想ですが、そこまでいかなくとも身体にチカラが入っていない状態のことです。手を抜いている状態とは違いますからね)
これを意識して行動するだけで、かなり時間的にも、精神的にも余裕が生まれ、物事が上手く回りだします。

ではどうやって、仕事や用事をしてはいるんだけどチカラは抜いている状態を作り出すのか?とわからない方がいらっしゃるかと思いますが、イメージとしては、チカラは抜いている状態で一定のルーチンをこなしている状態と思って頂いた方がわかりやすいかもしれません。

毎日、一見違った作業をしている方でも、ほとんどはルーチン化した動きを取っているものです。同じ職種で勤務年数が長くなればなるほど、あっこの場合はこう対処する、この場合はこういう調整が要るな、など経験や応用をこなしてルーチン的に処理しています。
配属して間もない職場ではいきなりは難しいですが、1年くらいすると慣れてくるので、少しずつルーチンワークが形成されていきます。

やるべき事がいっぱいあって、「あれもこれもどうしよう!?」ということになった場合には、一息ついて、やるべき事(やらないといけない事)をメモなどに書き込んで見える化します。
そして、その中から優先度の高いもの、今日中に終わらせないと客先や周りの人が困るものから、一つずつこなして、明日以降に回せるものは回して、今日はここまで終わらせようと朝一に自分の中で決めることがとても大切です。

あれもこれもどうしよう!?と悩んでいる時間はもったいないので、優先度の高いものから一つずつこなしていく、どう頑張っても作業量が多すぎて間に合わないという場合には上長に相談して支援を仰ぐ、無理な割り込み作業は断る、などして、とにかく一つずつやるべき事を消し込んでいきます。
そうして、やるべき事(やらないといけない事)メモで消し込みが増えていけば、心理的な不安が和らぎ、今日はあとこれを終わらせればいいというようにモチベーションを保ってこなせます。

このやるべき事(やらないといけない事)を見える化して、消し込んでいくというはお勧めです。
ある意味これもルーチン化作業で、こういったことを淡々とできるようになると、トラブルが起きてもあまり動じることなく、冷静に対処できるようになります。


そしてこれは、実務をこなす担当者レベルのみならず、経営・管理者レベルでの管理術でもウェイブは当てはまります。
社員や部下に任せられる所は任せ、普段は自分がやるべき影響度の高い仕事を行い、いざという時には担当の業務に介入してサポートする、又は牽引するというように。介入の波をつくり、メリハリをつけます。

社員や部下が、信頼して任せた仕事を完遂した時は褒めて、ミスをした時には介入してカバーの仕方を率先垂範して教える、指導が必要な時には何故そうしてはならないのか(又はそうすべきかを)を相手が納得できるように教えるということにも、ウェイブ(波を打たせる、メリハリ)は大事なものです。


さてさて、長々と書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
私が長年、実践しているウェイブという行動術が、どなたかの役に立てれば嬉しいかぎりです。

あっ何か、心理的に緊張して身体がこわばっているなと感じたら、肩のチカラを抜いて、肩甲骨を波打つように動かすといいですよ。
こわばりが和らいで、少し心に余裕の隙間が生まれますから。


余談:
そいいえば、ジョジョの奇妙な冒険の「波紋」というものも、ウェイブと繋がる所が多くあるように思いますね。




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