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大手企業は転換期に来ています。生き残るには社員一人一人が経営者意識を持つこと。


長期目線で考えれば、リーダーシップではなく、スポンサーシップが必要であることをいったいどれだけの経営者や管理職がわかっているだろうか。

また、どれだけの社員が経営者意識を持って働いているだろうか。


リーダーが主役の「リーダーシップ」と違い、「スポンサーシップ」は部下が主役だ。
これは組織論で言う、中央集権型組織に対し、自律分散型組織の構図の話に似ているところがあると思います。

さて私は、リーダーシップを否定する訳ではありません。

リーダーシップは「ここぞ」という時に必要なものだと思っています。
リーダーシップを発揮しないリーダーが多いので、危機感を持っているくらいです。
昭和 → 平成 → 令和と時代が進む中でリーダーらしいリーダーは激減してしまって、「おたくのリーダーは無機能か」とツッコミを入れたくなる場面もあります(笑)

ただ、リーダーシップには適量というものがある。


そう思っています。
リーダーが常に、オールマイティーにリーダーシップを発揮してしまう、またはワンマンでいつも強く牽引してしまうと、部下はただそれに従い実行していくことになるので、将来的に人が育たないという事態が生まれる。
なので、リーダーシップは「ここぞ」という短い期間で発揮すればいい。

「普段は信頼して任せてくれている、けれど困ったり、どうしても助けてほしい時には話を聞いてくれて助けてくれる」という部下からの信頼を得る程度にリーダーシップを保っていればいいのです。


「リーダーを育てないといけない」という課題は、仕事で関係する会社を見聞きしていると、どこの会社も抱えている課題のようです。
リーダーが育っていない、育たないというのが実情で、色々とどうしたものかと考えているようですが。
じゃぁ、今の会社組織構造でリーダーを育てることが難しいなら、管理職はスポンサーシップで人を育てればいい。そして人を育てた後に、その中から相応しいひとをリーダーに任命すればいいのでは?

やるべき業務について、対話を繰り返し、みんなの知恵や意見を引き出しながら方針や進め方をつくっていく。方針の中身がはじめから作られていて、部下はただそれを実行していくというのではなく、部下が自らの頭で考えて、計画して行動しなければならないような方針の大きな枠組みを示すだけなのだ。
こうやって自分たちで考えて策定した計画は、トップダウンで指示をするよりも主体的に行動をし、計画通りに進めようとする傾向がある。

管理監督はするけれど、実行者としてはあなたが主役だからねと、部下にスポンサーシップをする。
こうすることで内発的に主体性が生まれるようになり、質の高いチームワークの実現へと繋がっていく。

それが、これから会社が生き残るために作らなければならない自律分散型組織だ。

大手企業は転換期に来ています。生き残るには社員一人一人が経営者意識を持つこと。その2


あと、課長より下のリーダーや担当においては、経営者意識を持って働いているひとは少ないでしょう。
自分が担当する仕事を、自分が経営者だったらどう対応するか?

何か自分のせいで損失を被ったら、どう挽回し補填するか。
客先の納期までに、自分が経営者だったらどう物事を進めるか。
自分が経営者だったら、まずどこを見直して費用削減するか。


こういった「自分が経営者だったら」目線で、自分が担当する仕事に取組むようになれば、これもまた内発的な主体性として利益改善に繋がり、組織の老化を止めることが可能だろう。

大事なのは「スポンサーシップ」、そして「社員一人一人が主役という意識と経営者意識を持たせること」の二つ。
いつまでもトップダウンでこの通りやれなんて、中央集権型組織で言っていては、大企業でも生き残れませんよ。

部下はそれに従い実行して、結果が悪ければトップのせいじゃんと言うだけ。主体性がなければいいものは生まれませんからね。




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