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『風に立つ愛子さん』日常と非日常

2023年11月19日 『風に立つ愛子さん』(藤川佳三監督)の上映会にお手伝いで参加させてもらった。「西千葉一箱古本市」と一緒に開催された上映会、前日まで雨続きだったから中止にならないか不安だったけれど、会場最寄りのみどり台駅(初めて降りた)の改札を出るとコートなんか着ていられないくらいに晴れていて、こういう日ってあるなと思った。自分ではどうにもならないことが良い方向に転ぶ日。古本市の会場は駅から徒歩3分程の公園で、参加者の方がミカン箱一箱分程の本をそれぞれに持ち寄ってフリー

    • 優しさについて

      優しさは怖い。 親切にされると胸がぞわぞわして、居心地が悪くなって、その場から逃げ出したくなってしまう時がある。なんならその場をぐちゃぐちゃにして。でもそんなことはもちろんできないから、「ありがとう」と必死に言ってみるのだけれど、それは無意識のうちに心の底から出ていない。こんな表現は変だけれど免罪符だと思って感謝の表明に努めてしまっている。どんな「罪」から逃れようとしているのか?自分はその人の優しさを享受するための資格がないのに、優しくされてしまっているという間違いから許され

      • なにもできないのだけれど

        今年の3月、坂本龍一さんが亡くなった日にnoteを書いて、ずっと下書きにしていたので勢いで投稿しちゃう。さっき書いた記事と逆のことを言ってて面白い〜 高橋幸宏さん、大江健三郎さんの死去に続く悲しいニュース。 一つの時代を創ったといっても過言ではない人物の訃報が、2023年になってここまで続くと、何か大きなものを喪失してしまったような気分になる。 お二方が生み出したものの偉大さを、私は半分も理解できていないように思う。例えば、『飼育』のすばらしさを今すぐに説明してと言われ

        • 小沢健二900番講堂講義 所感

          小沢健二900番講堂講義での興奮が冷めやらぬ月曜日のお昼、下のようなツイートが目に飛び込んできた。 と書いて下書き保存したのは、ちょうど一か月前。 駒場で感じたことを残しておこうと思うのだけれど、どう言葉にしても陳腐になってしまいそうで気が付いたら10月も終わろうとしている。それでも、これ以上時間をおいてしまったら本当に何も書けなくなってしまうので、オザケン(敬意を込めてこの呼び方)の言っていたことを思い出してみよう。 あの講義のテーマを自分なりにかみ砕くとすると「分ける

        『風に立つ愛子さん』日常と非日常

          22だけど一人でチョコバナナ食べてもいいね Noteのつぶやき機能ちょうどよい

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