見出し画像

お金ってどうやって使うんだっけ。お金を使わないようにしていたらお金を使うことが難しくなった気がする

30代に入り、貯金が全くないことに危機感を感じ、家計簿をつけはじめた。
それが約2年前。私がお金の勉強をし始めた頃だ。

ちょうどその頃に給料が月給・賞与制から年俸制に変わったこともあり、手取りが約5万増えた。
それまではどんぶり勘定で何にいくら使っているか把握していなかったし、残業なんかしてやるもんか!と思っていて、残業代がほぼ0だったので、少しずつなけなしの貯金を切り崩していた。
(余談だが、ホテリエの基本給は残業を前提として低く設定されていることが基本なので、残業がないと給料はないに等しい。生きているだけで消えていく必要経費で終わる。)

月々の予算管理など全く行っていなかったし、行動を起こしていなかったのに、FIREしたいなという夢だけはあった。今でもFIREしたいと思っている。

年俸制のいいところは、毎月決まった金額が入ってくるため、月々のお金の流れを固定できるとこ。そして、毎月同じお給料が入っているはずなのに、手取りがどんどん目減りしていることに気づけたこと。
月給制の時はやんわりとしか感じていなかったが、税金や社会保険の金額がしょっちゅう値上がりすることが目に見えてわかった。

そんなこんなで、最初は節約を楽しく行っていて、それなりにあった物欲と戦いながら取り組んでいた。何か欲しいものがあっても本当に必要かどうかよく考えてから買うようになったし、そういう戦いを乗り越えて購入できたものは本当に愛しくて、とても大切にできている。

毎日セブンイレブンでカフェラテを買っていたが、タンブラーにコーヒー牛乳を作って持っていくようになった。たまにチャイティーを作ると体がポカポカになって幸せを感じていた。
夏の間は牛乳が悪くなることが怖かったから水に変えたら、今後はもうずっと水(or白湯)でいいなと思うようになった。

月に何度かスタバやタリーズなど、カフェで作業をしていたが、たった1,2時間のために毎回1,000円近く使うことが心苦しくなり、近寄らなくなった。

一度に使う大きな額よりも、少額でも頻度が多いお金を使わなくなったら、結果的に本当にお金を使わなくなった。今までの私のほとんどの消費がそういった少額のお金だったということだ。

自分のお金の動きを把握するようになってからというもの、給料が少なかった時よりも、お金を使っていない。
そして今は使うことが難しくなったとすら感じている。

お金の使いどきがわからない。溜め込んでいる訳では決してなく、まだまだライフプランに見合った貯金はできていないのだけど、お金を全く使わない日、いわゆるノーマネーデーが月の半分以上を占めていて驚いた。
以前は毎日お金を使っていたのに。

お金ってどうやって使うんだっけ。

倹約はできるようになったから、今度はお金の幸せな使い方、意義のある使い方を学びたい。それはやっぱり自己投資だと思うけど、何に投資したいかが明確でない。

お金とじっくり向き合った次のステップは自分と向き合うことなのかな……


最後まで読んでくださりありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?