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オランダの環境問題への取り組み

Hoi! こんにちは!

EUの調査により、2021年オランダはフランス、ベルギーなどをおさえ、EUの中でも最も循環性が優れている国とされました。
なんとオランダで使用される材料資源の34%が再生資源や回収資源なんだそうです。
今回の記事ではオランダの地球温暖化、気候変動への取り組みについてお話しします。


政府主体のアプローチ

オランダの環境問題への取り組みの特徴は政府が主体となって政策をうっていることでしょう。オランダ政府は1990年と比較して温室効果ガスの排出を2030年までに49%、2050年には95%削減することを公言しています。
また、環境先進都市とも呼ばれるアムステルダムは2050年には資源の再利用によってごみをださない、完全な循環型都市を実現することを目標にしています。

循環型経済とは

循環型経済とは、原材料やその他の資源を何度も再利用したり、設計から廃棄まで、製品のライフサイクルを通じて原材料の価値をできる限り維持したりすることで少ないものでより多くのことを行うことです。
refuse(拒否), rethink(再考), reduce(削減) を製品のデザイン、使用前の段階で行い、資源の利用を最小限にし、
reuse(再利用), repair(修理), refurbish(改装), remanufacture(再生産)を使用の段階で行うことによって製品のライフサイクルをできるだけ長くします。

Learning by doing という考え方

アムステルダムが世界のトップとしてこの道を行く背景には「Learning by doing(やりながら学ぶ)」というオランダ特有の考え方が根付いていることがあげられます。この考え方により、アムステルダムは実際に政策を進めながら、循環型経済それ自体、またその達成に向けて地元自治体が何をするべきかを学ぶ姿勢をとっています。

Learning by doing、素敵な考え方ですよね。オランダ人の合理的な考え方に共通するものを感じます。さて次回は循環型経済に向けてのアムステルダムの都市構想、ドーナツモデルについてお話しします。
Tot ziens!

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