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政界を浸食する〝中国スパイ〟 欧州で相次ぐ摘発!日本にも魔の手!「日本は法整備は進むが…捜査手法に制約が多い」

5/4(土) 17:00配信 夕刊フジ

「欧州では、新疆ウイグル自治区など中国の人権問題追及の沈静化が工作対象のスコープに入っている。クラー議員のスタッフの事件では、情報収集も重要な目標だった。そのために、金銭的援助で依存させたり、政策や理念で同じ方向性の人物を宣伝に利用したりする。『反中』姿勢でもガバナンスが弱い新興政党に付け入ることもあるなど、中国の諜報活動には、相手がくみしやすいかどうか見極め、『使えるものは使う』という基本スタンスがある」

欧州での中国の工作活動は、日本にも教訓となる。

稲村氏は一般論として、「国益を損ねて中国を利するという〝悪意〟がない人も、『友好人士(良き友人)』として中国に悪意なく利用されるリスクをはらむ」と解説する。

欧州の捜査当局はスパイを次々に摘発しているが、日本も同じことができるのか。

稲村氏は「欧州の事例をみると、中国の諜報活動が極めて活発である一方、検挙する事例も多い。それは、捜査手法が整備されており、米国には外国情報監視法などの例があるほか、おとり捜査による検挙も果たしている。日本の場合、不正競争防止法の強化など法整備は進んでいるが、捜査手法に制約が多い。取り締まりの根拠法だけではなく、捜査手法の拡充も検討されるべきだ」と強調した。(抜粋おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/098d0294d9ab34f4d5e4eb5d5b84013e82e5f47a