貴人になりたい?肖(あやか)りたい?

男性化粧品にも、最近は抵抗がなくなって来た。
CMだってバンバン放映されているし、就活を控えている子達は、半ば本気で思ったりもするらしい。
「男が化粧?冗談でしょ」
なぁ~んて言う最後の世代は、わたし達。昭和の子供かも知れない。
青春時代のニキビ予防=「クレアラシル」。社会人の男性化粧というと、整髪料と多少のオーデコロン程度かなぁ、と思う世代ね。

この間、近所の小売店で、男性化粧品を物色している人を見たが、特にヘンな感じもなかった。コソコソした雰囲気もなくて、実に普通。
恥ずかしい雰囲気を持つのが今迄だったが、変わって来た。

元々奇人。もとい、貴人。
公家や貴族は、男性も化粧を施していたし、雛祭りや端午の節句も宮中行事。その庶民版、下々版が今、我々が行う様々な行事である。
格別な世界。
歩くだけでも雅楽が包み込むような、雅びな方々。高貴な方々の真似をし、
少しでも肖(あやか)りたい。気分だけでもと願う心からすれば、男性が化粧を施してもおかしくはない。
個人的に口紅だけは一寸、、、ね。

繋げ、目鼻立ち。
男女混合、ミックス目鼻立ちが、いづれは流行る?モテまくる?
手塚治虫のアトムだってどことなく女の子っぽいし、そういう目鼻立ちの登場人物が、手塚漫画に沢山出て来る。

余談だが、学術的に木村拓哉と後藤久美子は、究極の中性的な美しさを持つ目鼻立ちなんだとか。
木村→元々の要素は男性なんだけど、女性的でもある目鼻立ち。
後藤→元々の要素は女性なんだけど、男性的でもある以下同文。
即、納得。

<了>




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