巣立ちの時<現代詩>

昼間は確かに炎暑だけど、日没。
日の入りは確実に。1日、1日、速(はや)まっている。

大体「畳一畳分」
昔の人の、感覚だ。
そうして自然と一体となり、四季を感じ、取り入れていった。

その四季も、今や危ないものだけども。

少し前まで、
午後7時を過ぎてからの日没が、遂に午後6時40分代に。

こうしてこうなり こうやって
知らない間に 月日が過ぎ 1年が過ぎ
歳月が経ってゆく。
育った我が子が巣立つように。
巣立ちの時を迎えるように。

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