山ねずみロッキーチャック

〇動物が 喋るに魅(ひ)かれ 今も尚
          余韻の記憶と 「ロッキーチャック」に

                    <短歌 なかむら>

例の「世界名作劇場」。
わたしが見ていた頃には「カルピス」と銘打たれていた、アニメシリーズの初期作品。「アルプスの少女ハイジ」の前番組ぐらいだと思う。
喋る動物達。
(動物って、、、喋るんだ)
ウサギやら、リス。カラスやオオカミといった、お馴染みの動物達が、テレビの中で喋っている。
動物園でしか見られないはずなのに、テレビをつければ直ぐ出てきて喋っている。 不思議に思えてならなかった。
アニメであるから、当然である。放映前に、録(と)りがある。
マイクの前で、今や渦中の職業(?)。
知名度もあがり、顔出しもする人も多い反面、かなり厳しい局面もある声優さんが演じ、音入れ。 編集したものを見ているだけなのに、何故かしら不思議な感じ。今からしても、言いようのない感覚にだけ囚われていた。
「シートン動物記」
様々な動物の行動をモチーフとしたアニメに、これを原作とするものも多い。もし、こちらから入ったとしても、わたしは同じ感覚を持ったであろう。

「動物と人(幼児)の接点」
人を「幼児」とした場合、初めての接点は何だろうか?
昔話だ。桃太郎や、浦島太郎に、猿蟹合戦等々。戦前は決定的に犬だった。のらくろの影響だ。田川水泡の、大ヒット作品。アニメともなった。
3匹の子豚に、赤ずきんちゃん。西洋人とて同じである。
しかし、は喋らない。声を出す事はない。読み手がセリフを読むか、自分で読むしか方法はない。
にも拘らずに「ロッキーチャック」。「山ねずみロッキーチャック」は喋るのだ。様々な動物達が、様々な声で喋ってくれる。
今も主題歌と終わりの歌を歌えるけども、そんな訳で不思議な感覚。
不思議な感覚を思ったアニメーションだ。

余談だが、日本版「3匹の子豚」(?)。
内容は完全に違うらしい「ブー・ウー・フー」。(NHK教育<現・Eテレ>)黒柳徹子・大山のぶ代・三輪勝恵を語る上で欠かせない人形劇。亡母によると、わたしも見ていたが、赤ん坊時代なので記憶がない。動画があれば、思い出すかも知れない。
アニメの「のらくろ」を見ていたのは憶えている。

<了>

#好きな番組

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