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なぜ介護職はインドに行くのか?

うまく説明できないので、2017年や2013年のレポート載せます。
(正解なんてない)

インドには物乞いがたくさんいます

あなたの目の前に現れたらチップあげますか?

1、私たちはこの人たちに比べたら裕福なんだからチップあげるのが当たり前よ

2、いやいや、チップあげたらきりがないよ。次から次へと物乞いが集まってくるんだから。それよりも物乞いが物乞いじゃなくなる制度を変えないとダメじゃないかなあ

4年前にインドへ行った時、ホテルで寝るとき悩んで悶々としてよく眠れませんでした

今回僕なりに考えて出した答え

物乞いが現れたらチップあげますか?

(相手による)

物乞いを見てから決める

僕があげたかったらあげる

ということ

あげたくない物乞いだったらあげない

ということ

この写真の親子には

(チップください)といって手を出してきたので

(写真撮らせてFacebookでアップしていい?)

って聞いたら

うなずいてくれたので

写真撮らしてもらってお礼にチップ渡しました

だから物乞いに対して僕のほうが(ありがとう)って言ってお別れしました

正義感でチップ渡さない(笑)

お母さんにこの子名前なんていうの?って聞いたら

教えてくれなかった

知らないのかなあ

鼻ピアスオシャレだったなあ

そういえばインドの物乞いの人たち

チップもらっても(ありがとう)って絶対言わなかったなあ

ありがとうって言ってほしくて

渡したわけじゃないから

別にいいけどね

赤ちゃんレンタルとかもあるらしい
生業としての物乞い。

2013年のも載せときます。

インド(三好春樹、高口光子と行く、生と死を見つめる旅)

三泊五日でデリーとベナレスへ行ってきました。

オールドデリーは、戦後の東京みたいで、ドキドキしました☆★
ベナレスは、人人人牛人バス人猿人バイク人ロバ人牛車って感じでした。

道路の脇でお葬式してたり、物乞いする子供や手足がない人がいたり、雑貨を売りに近づいてくる若者がいたりしました。

言葉にするのは凄く難しいけど、みんな本気で生きている気がした。陽気で優しくておもしろい。そして、真剣にぼったくる(笑)

ガンジス川は、思ったより綺麗でしたよ♪
長澤まさみみたいにバタフライは出来なかったけど(笑)

一緒に行った皆様お世話になりました。


11年前は29歳。
若いなあ。

こんな投稿もありました。

(インドに行く理由)

初めてインドに行った時

初めて集団処遇の老人ホームに実習に行ったときと似てる気がした

どこからともなくわめき声が聞こえ

つなぎ服着てる人がいて

ずーっとテーブル手でこすってる人がいて
 
いす座ってる人は、上向いてるか下向いてるか

鍵付きのドアをガンガンしてる人がいた

あーやべーところに来ちゃったなあ

異臭がして

トイレには車椅子の長い列

ベッドには縛られてる人がいて

ここにいる人たちは僕たちとは違う世界の人だと思った

違う世界

物乞いする人がいた

売りつけてくる人がいた

道端に寝てる人がいた

道路には信号機がない

あっても誰も止まらない(笑)

普通に反対車線侵入してくるし

前の車が急に止まって、追突したのに、オートリキシャの運転手は(いきなりとまんじゃねー!!)て前の車にキレてた(笑)

ガンジス川はきれいだった

偶然、飛行機で隣の席だったお姉ちゃんぐらいきれいだった

きれいに見えた

子供たちが悲しい目で手を出してくる

飴上げたら、ニコッと笑ってすぐ隣の人に(あの人くれたからアナタもちょーだい)ってやってた

帽子あげた男の子は、帰りにまた逢ったらかぶってなかった

きっとブローカーに渡したのだろう

道端に牛いるし鶏いるしウンチおちてるし

片足ない人、両腕ない人、目が見えない人

ここは一体なんなんだ

ホテルの電話は壊れてるし、シャワーの出も悪いし、

売りつけてくる人を追っ払ってくれた人からもチップせびられるし

ねーねー

何でインドに行くの?

行きたいから

何で介護の仕事してるの?

やりたいから

結局いつもこんな感じ

やっぱり僕には根拠がなかった


33歳の時。
6、7年に1回インドに行きたくなるんだな。

こんな投稿もありました!

(違いを受け入れる)

インドの人に聞きました

何でこんなにたくさんの宗教がそれなりにうまく調和してやれてるの?

なんでだろうね

ケンカとかしないの?

そりゃあするよ この前だって近所のイスラム教の人とヒンドゥー教の人がケンカしてたもん

そうだよねえ それでどうなったの?

イスラム教の人がこんなところに居られねーって出て行っちゃったの

わーお 

だけどね、ちゃんと2人と知り合いの人がいて、まあまあまあまあ2人ともそんないつまでもケンカしてないで仲直りしようよって、とりもってくれるんだよ

あー日本にもそういう人いるー

そんなにいうならしゃーないなあ。もう一回ここの町で暮らそうかなあってなって帰ってきた

とりもってくれた人ありがとー!(なぜか感謝しちゃったよ(笑))

人と人ってそんなもんじゃない?

たしかに。違っていて当たり前ですもんね

そうだね

うちの奥さんが言ってました

恋愛相手と結婚相手は違うに決まってんじゃん

なんで?

奥さんの話を翻訳するとこんな感じ↓

恋愛はどんどんプラスを足して、もっともっとって盛り上がっていく感じだけど

結婚はお互いの歩んできた人生の違いを調節しあって生活に落とし込まなきゃいけない

恋愛は、0からスタートしてプラスを積み上げていくイメージ

結婚は、マイナスからスタートして0に戻していくイメージ

世界平和の為に出来ること

それは

家庭内の調和を保つこと

違いを受け入れること

ねーねーこのファッションアイテム8点でいくらだったと思う?

前回、この質問で当てにいって本当の値段より安く言ってしまうという致命的なミスを僕は犯してる

3万4千円!!

ぶー!8千円でした

むむむ!(カビラ風)

つまんない

3万4千円!!

ぶー!8千円でした

出た!お買い物上手!(ますだおかだ岡田風)

最初のほうがおもしろかった

インドに行ったから日本のことがわかる

二個目のリアクション芸があったからこそ

一個目のおもしろさがわかるのさ


手で食べるって食べ物の質感がよくわかる。
触れるって大切なんだね。
手袋してちゃ、お年寄りの熱や脱水や便秘はわからんぜよ。

どんだけインド好きやねん。
また違う投稿出てきた。

(中心社会)

道路に飛び出すと危ないから端っこ歩くのは、車中心の社会だから

インドの道路には道の真ん中に牛が歩いているのは、牛も中心な社会だから

子供が大人の買い物に付き合わされてつまらないのは大人中心のディスプレイだから

原発反対ってほとんどの人が思ってるのに再稼働するのは、えらい人が中心の社会だから

山を削って道路にしたり海を埋め立てて町をつくるのは、人間が中心の社会だから

ゆっくりお風呂に入ったり、竹の子の皮をむいたり、一緒に将棋をするのは、お年寄りが中心の介護だから

居場所がない人がいたら、そっと声をかける

居場所がない人がいたら皆で考える

誰が中心か

誰が主体か

誰の人生か

中心を見つけたいなあ


タージマハル?

こんなのも。

[カレーとナンとインド人]

来年インドへ旅行に行きます。
予習でフードコート内のお店でカレーとナンを食べてみました!安いし旨いし最高でした☆
ただ、辛くないカレーを頼んだのに辛かった(((^_^;)

それにしても、このお店のインド人の店員さん達は、全然お客さんが入ってないのにすごく楽しそう♪

隣りの日本人のラーメン屋さんは、めっちゃお客さんが入ってるのに、すごく大変そうな顔をしてる(((・・;)

不思議だ。


29の小林
本日2回目の登場

てことで去年全国の介護関係者に向けて書いた記事を最後に載せて終わりにしたいと思います。最後まで読んでくれた方、あんたも好きねえ(加藤茶風)
では、帰国してまた書けたら書きます。
ミルフィンゲー!

「カレーに伴う人間的変化」

※読むとインドに行きたくなってしまうので、行きたくなると困る方は読まないでください。読むなよ絶対読むなよー。

2013年と2017年そして2024年
20代、30代、40代コンプリート
小林7年ぶりにインド行きます。

第13回三好春樹と行くインド生と死を見つめる旅
介護職よ北欧へ行くよりインドへ行こう

カミさんから奇跡的に許可出ました。
ガンガーよりカカー。
毎年お願いしてたら今回は行ってきてよいと。
めっちゃ嬉しい😭

独立する前に不安になり行った初めてのインド
はいこんちょがうまくいくか不安だったのが、行って帰ってきたら、うまくいかなくてもいいかと思えるようになった。

継続していけるか不安になり行った2回目のインド
はいこんちょを続けていけるか不安だったのが、行って帰ってきたら、別に続かなくてもいいかと思えるようになった。

新たな事業を始めるのが不安になり3回目のインド
行って帰ってきたら一体どうなるんだろ。

インドって不思議な場所でね、ギラギラしていてなんか怖いの。生と死が剥き出し。夜なんか怖くて出歩けません。僕めっちゃビビりです。

なんだろうな。バスの中から見る景色も降りて物乞いに付き纏わられる行為もガンジス川も全部が刺激的。映画の世界みたい。

道端に人は寝てるし、てか中央分離帯の上で昼寝してる人もいるし、牛は道歩いてるし、シャワーは止まるし、お土産はぼったくられるし、カレーはうまいし。

好き好んで行ったのにベッドでうなされます。

夜間外出して暗闇の中で、月を見ながら並んで座って、こてっちゃんと吸った煙草の香りとか、オールドデリーでヤバそうな犬がワンワン叫んでる中、アローラの家で食べた夕飯とか、ガンジス河入ろうか迷ってたら三好さんの息子が当時高校生で入るって言ってて思わず俺も入るよって言ってしまい、汚ねえ川に入ったら、日光が指してきて川の水手ですくったけど綺麗だった風景とか、まるで昨日のことのように浮かんでくる。

きっとさ、半身麻痺で占いやってる人がいたり牛のうんち道に落ちてたり信号無視や一通関係ない車とバイクに圧倒されたり物乞いにお菓子あげたらすぐに隣の人からも物乞いにいくアグレッシブさとか、もう頭の中がごちゃ混ぜになり過ぎて麻痺し過ぎて全てに感動しちゃってたのかもしれない。

道路渡る時車避けながら渡るんだよ。まじ危ない。でもみんな普通に渡ってる。信号なくても車事故らずに交差してる。前の車が急ブレーキして僕らの乗るオート力車が前にぶつかったら運転手は前の車にキレてたもん。でもそれでおしまい。警察も保険屋も呼びません。

これを無秩序と呼ぶか絶妙な秩序と捉えるかはあなた次第。

さあさあ、さあさあ、三好春樹はもう長くないぜ。

今のうちに一緒に行こうよ。

なになに縁起でもないって。

でもさ看取りに入りましたって早めに言われたお年寄りの方が残された人生幸せだったのは、介護現場が証明してる。

まだ大丈夫ってみんなが思ってたお年寄りが亡くなると必ずもっと好きなことさせてあげれば良かったって周りは絶対なるもん。

2月に看取った爺さんは、僕が勝手に1年前から、もう長くないですと家族やスタッフに言い続けた。そしたら、最期まで好きなカルピス飲んで女性スタッフにスキンシップして貰えてデレデレして自宅のエロ本まで持ってきて見せて貰えて最後に家族さんにも逢えて幸せに亡くなった。亡くなったあとにケアマネさんとスタッフど湯灌までしてもらってさ。
お年寄りと家族とスタッフに見送られて出棺する時もすごく良かったよ。その後みんなで普通にレクしてるの。よし死ぬまで生きるぞって感じ。

死んだ後に悲しむよりも生きてる間にたくさん思い出が作れたのは、「もう長くない」という共通前提がみんなにあったから。

いつ死んでもいいようにそれぞれがそれぞれなりに準備してたんだ。

三好春樹はまだ死んじゃ困るけど

もし死んでも自分が後悔しないように

僕はまたインドに行くことにしました。

いや違うな

自分自身が今ここを大切にしたいから行きたいんだな。

旅費だって安くないし休みだって介護職には長くてとりにくい。

それでもずっと先の未来の為に自分は生きてるなんて思ってたら毎日がうんざりする。

子どもが成人するのは見たいし、孫だって見たい。

長生きしたいし健康でいたい。

でもそれは結果的にそうはなりたいけど、今ここを味合わないで、未来の為に生きるのは嫌。

コロナ禍でもうじゅうぶん感じたよ。

もし誰かにうつしたらっていう不安は、未来の不安。感染経路は過去への不安。

だけど、お年寄りには未来がないじゃない。

来月来年より今ここ今日でしょう。

それは僕らみたいな中年でも同じ。

若者や子どもならなおさらだ。

今ここの積み重ねが未来をつくる。

介護職よ北欧よりインドへ行こう


帰国直後の成田空港
7年前

おまけ。

見田宗介さんの力も借りときます。

見田宗介著「社会学入門」
インドに行った日本人は大好きになるか大嫌いになるかのどちらかが多い。僕自身は大好きになった少数派ですが、嫌いになった人の気持ちはよくわかる。しかし自分がどうして好きになったかはよくわからない。話す事はほとんど困った事や不便な事ひどい事や危なかった事です。

デリーからベナレスへの列車が1時間遅れ2時間遅れ終いには今日の運転見合わせ。途方にくれているのは自分だけでインド人は何事もなかったかのようにあっけらかん。計画通りにいかず「途方にくれた」事が人生の転換点に。「きつい汚い危険」なのに不思議な魅力でなぜか好きになっていた。矛盾。

インドに1週間いるともう1年もインドを旅をしている気分になる。3週間もいると10年というか日本にいたころが前世のような気に。時間の流れが違う。インドは物凄く非能率。1日にやれる事はせいぜい1つか2つ。やれることはとても少ないのになぜか長くいたという気がする。数学的矛盾。

バザールで1日中飽きる事なく交渉し機知を競い熱弁を振るう。彼らの意識では、たぶん損得にこだわっているつもりらしいが、無意識にはそういう交渉自体を楽しんでいるように見えます。
バスを待つ時間は無駄という感覚はなくて待つ時は待つという時間を楽しんでしまう。

時間を「使う」「費やす」「無駄にする」とかお金と同じ動詞を使って考える習慣は「近代」の精神で彼らにとって時間は「生きる」もの。

旅で不思議に印象に残る時間はカフェテラスで行き交う人達を何もしないで眺めて過ごした朝とか

何かに有効に使われた時間ではなく

ただ生きられた時間です。

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見田さん凄いよね

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