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旅は最高のリハビリ

四国遠征レポート②
福祉交流民宿「旅の途中」榎本峰子さん(徳島)

ここに泊まらせてもらった理由は、旅の途中の女将の榎本さんに興味があったから。

生き活き家さんの元2号店を回収して民宿にしちゃったらしいっす。

デイサービスがもともとあった場所で介護福祉士が女将なら、当事者の方や家族の方が安心して泊まれるし介護の相談までできる。

すげえ。

しかもね、榎本さんはご夫婦で就労継続支援B型事業所ゆいたびを運営してる。

別会社の別事業だから、障害者の方が部屋の掃除に来てくれたりする。

なんかもう、シナジーマップが凄すぎる。

はいこんちょのシナジーマップ

榎本さんがやってることは全部繋がってるんだよね。

福祉から世界を変える

福祉の中を変えるんじゃなくて

福祉を通して地域づくりをしてる感じ。

人気の少ない駅ビルのテナントでカフェを始めたのもそう。

海外や日本全国から徳島に足を運んで貰い、障害福祉と連動したカフェに来て貰えたら、徳島の人達も喜ぶし徳島の活性化にも繋がるし徳島が良くなる。

こういう視点の人が世界を変えていくんだろうなあって思った。やりたいことを理解してくれて応援してくれる旦那さんへの感謝を呑んでる時に言ってた。旦那さんありがとうってなぜか僕も心でつぶやいてた笑

元々は、金岡さんの介護阿呆の会という呑み会で出会い意気投合したみたい。(ちなみに僕が開催してるかいごの会合は介護阿呆の会に影響受けて始めました)

こうやって介護や福祉からどんどん世界を変えていく徳島の人達に逢えて嬉しかった。

当事者の人達に逢いお話を聞くと私の方が元気になるんです

と榎本さんは言っていた。

それはきっと、

自由にイキイキとされている当事者の方にたくさん会って来た経験からくる実感

なんだと思う。

健常者(この言い方は分断をうみそうでどうかと思いますがあえて使います)よりも自由で幸せそうな当事者の方がたくさんいます。

ほんとにこれは会ったことがないと伝わらないかもしれませんが、まじです。

僕は高齢者介護しか詳しくありませんが、お年寄りは若い介護職よりよっぽど強いです。認知症のお年寄りはめちゃくちゃ自由です。食事もろくに食べていなくて看取りの爺様でも、本人の希望で毎日どこかへお出かけ中です。いつもドライブの途中です。

相互的な関係で頼り頼られるからこそ、元気になる。当事者の人の内発的な生きる力が介護者であるはずの自分にまで影響を及ぼします。だからこそ、この仕事はおもしろい。

歩けなくても立てなくても

病気でも障害でも認知症でも

過去に何があっても未来に何があっても

僕らはいつでも人生という名の旅の途中。

今ここに夢中。

介護の仕事を辞めようと思っていた人が、この宿に泊まりに来てご飯食べてお話をしてお風呂浸かって布団で寝たら、また介護続けたくなったみたいですよ。

途中であり続けることは希望なのだ。

旅の途中でお食事しながらお話し中

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