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🍀「千と千尋の神隠し」の世界へ🍀

素晴らしい場所を発見

2年程前に友達とディナーに行こうと決め、適当にどこかのホテルのカフェ・バー「結庵」(ゆいあん)にした。その「どこかのホテル」へ行ったら、「何ここ?!すごくかっこい!」とびっくりして、「雅叙園」に出会えた。なぜもっと早く行かなかったのだろう?😮

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入口から息が止まりそうな素晴らしいデザイン。友達と合うのにカフェへ急いで行ったので、ゆっくりホテルを見る時間がなかった。カフェは、明るい雰囲気で女性が多かった気がする。フランス家庭料理をベースにしたメニュー。女子会等をやるのに良い場所だと思った。食事の量も女性向きかな。🍸

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雅叙園の簡単な説明

食事の後に少しホテルのロビーをぶらぶらした。💕
浴場経営や不動産業をやっていた細川力蔵氏は自邸を料亭に改築したのは雅叙園の始まりだった。料亭として1928年に誕生したが、お金持ちの人だけではなく多くの人に本格的な料理を食べてもらうコンセプトを元に出来た場所。料理のこだわりの他、美術館で見られそうな壁画や彫刻が飾られている。散歩しても飽きない!名前の由来となった「文雅叙情」は、確かにその通りだと思う。さらに雅叙園が出来た当時、周りの建物は低く、富士山の眺めを楽しめたようだ。🍃

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1階のトイレだって、昔の町通りのような綺麗な雰囲気。そのトイレをわざわざ観に行く人もいるらしい。

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一番びっくりしたのは、雅叙園は日本初の総合結婚式場となった事!総合結婚式サービスを提供し続けた雅叙園でセレモニーをやった人は素敵な思い出になっただろう!当時は、美容室や挙式、料亭等がバラバラの場所にあり、移動しないといけない忙しい結婚式スタイルだったようで、それを変えたのは雅叙園だった。館内に神殿から宴会場まで結婚式に必要な施設を作り、雨の日や移動を気にせずに結婚式が出来るようになった。👘

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さらに!必ず雅叙園で観るべきなのは東京都指定有形文化財「百段階段」だ。ここは「千と千尋の神隠し」アニメの湯屋のモデルになったと言われている。「百段階段」を見学するには事前に予約が必要。ランチと文化ツアーのセットや、着物を着て見学するプラン、貸し切り等様々なプランがある。こんな面白い所へ絶対行きたいと思い、ツアーを予約し行ってみた。📝

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百段階段

百段階段見学の予約の際にサービスとして、イヤホンガイド、ガイドブックとガイドツアーから1つ選べる事が出来た。🎧ガイドブックはお土産屋さんで買えるとのことだったので、ガイドツアーに決めいざ出発!
1935年に建てられた当時のまま残された唯一の木造建築である「百段階段」。「昭和の竜宮城」と呼ばれた目黒雅叙園の建物の中でも特に装飾は豪華である。それ以外の建物は河川工事に伴い取り壊され、新施設になったので、それを考えると更に残されたこの場所の重要性を感じるね。因みに旧施設に約2,500点!の美術品・工芸品があったけど、それを修復し新施設へ移設。🌺

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百段階段までエレベーターで行くけど、またまたそのエレベーター内はすごい。以前、絵画や彫刻を2階にあった美術館へ運ぶために出来た大きなエレベーター。一度に47名が乗れるようだ。装飾は螺鈿(らでん)で出来ていて、描かれている絵がピカピカと輝いている。「美の世界」へ連れてくれるようなものだと気がした。🌟

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百段階段に着き、靴を脱いでさっそく5cmのケヤキ板を使用した階段へ。

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階段廊下の片側に7つの部屋が並び、それぞれの天井や欄間は違う作家によって創られた。なので各部屋の雰囲気がまったく違う。部屋はホテルにあると思えないぐらい美術品が多く、壁や天井、柱が1つ1つアート作品になっている。🎐

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美術品の実物を見ながらガイドさんの説明を聞いた方が一番面白いと思うので、ここでは工芸の細かい説明を我慢しておく。😊

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美術の世界に触れながら一番上の部屋に到着。階段脇に番号が書かれていて、見たら「99」で終わっていた。あれあれ?「百段階段」は「九十九段階段」になっている?🤯
実は、「100」には完璧という意味が含まれている為、実際の階段数は99しかないとの事だった。100の1つ前の方が美しく、後1歩だけ頑張れば100にたどり着くの意味もある。🍃

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以前はこれらの部屋で、食事したり、結婚式を挙げたり、お見合いをやったりした事を想像するとワクワクする~🌟

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そういえば、今でも1つの部屋でお茶と雅叙園ゆかりの最中を頂ける。もちろんお茶とお菓子を注文し、帰る前に一休みした。🍵

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ハードルを上げた百段階段の楽しみ方

百段階段を一旦見学出来たら、また別の視点から楽しめることが出来る。それは、企画展!祭りに合わせたイベントや現代アーティストとのコラボ等様々な企画が行われている。🎎
このように去年「千の福ねこアート展」を見に行った。猫作家の第一人者であるもりわじん氏により「猫の一生」というテーマだったが、千体程の猫が展示されていた。様々な招き猫に出会えて楽しかった。🐱

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今でもたまにホームページを確認し、また興味のあるイベントがあったら、観に行こうと思っている。🙂

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