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自転車と旅する屋久島

いつかは訪ねてみたいと思っていた屋久島

4月4日、夜明け前に自転車で自宅を出発
電車で松本駅に向かい高速バスに乗り換えて大阪に着いたのが午後、自転車を組み立てて市内を走り抜け南港フェリーターミナルに向かった
途中で昼夜食兼用にご飯を食べて待合所に着いたのは出港1時間前の夕方5時であった
車体を分解して持ち込めば3600円の節約にはなったのだが既に時間の余裕はなかった
船室はツーリストクラスで相部屋だが1人当たり畳一畳分程のスペースをカーテンで仕切ることができて枕元には棚と灯、ハンガーが配置されていて使いやすかった
しかもコロナ禍以降一室の定員を半分以下にしているようなのでゆったりと過ごすことができた
旅人同士の交流が生まれるのもこんな相部屋の利点だ
お国言葉が飛び交うなか明日への期待が高まった
こうして長い旅の初日が終わった

フェリーさんふらわあ

翌朝、鹿児島県志布志港に着いた
屋久島行きのフェリー乗り場へはさらに大隅半島東海岸から錦江湾を回り込み鹿児島市内まで移動しなければならない
私は自転車を友とする旅なので当然そこに到達するまでにはさらに3日間必要とした

大隅半島はお茶の産地のようだ
雨に濡れた茶葉の緑が鮮やか

冷たい雨降る中を志布志港を出発したのだが
自転車の変速機不調により修理のため自転車屋さんを探すことになってしまった
高速バスのトランクルームに載せた際ディレーラーハンガーを曲げてしまったのだ
鹿屋市内までなんとか走り無事修理してもらったら移動距離はそれほどでもないのに夕方になってしまった

肝属川に架かる古い橋に立ち止まる

フィリピンに旅行した際も故障で困った事があったのでこれで2回目である
輪行(分解して袋に収め手荷物として持ち込むこと)は便利だが間違いなく故障のリスクは大きいと感じた
この日は自転車の修理だけで終わったようなものだが少しは前に進んだので良しとする
その後市内郊外のライダーハウスに宿泊した
バイク好きの親父が日帰り鉱泉と共に経営している歴史ある宿だ

地元の常連客が主の風呂であるが雨で冷えた身体も温まり寝袋持参で寝るだけの質素な部屋だったが節約派の私にはありがたい一夜の宿であった
後からバイク旅の男性も到着して炬燵に入って語り合ったのが良き思い出となった

#自転車旅 #鹿児島県 #ライダーハウス #鹿屋市

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