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メンタル平らなはずなんだけど

リンパ浮腫を発症してから
毎日着圧サポーターや包帯を腕に巻き
けっこうな手間がかかる
おまけに締め付け部分が痛くなる
濡れないように水仕事のときは工夫が必要だし
包帯の時は3本巻くので更に腕が太くなり
着る服も限られ、不便さも伴う。

そのわりに全然良くならないどころか
少しずつ悪化している。
改善というよりは悪化を食い止めている感じ。

この報われない努力が地味に辛い。
浮腫んだ手の甲や締め付けられて赤くなった腕を見て泣きそうになる。

私は昔からメンタルが平らだ。
喜怒哀楽の波が少ない上に、わりと前向きだと思う。

乳がんと告知されたときも
胸を全摘したときも
抗がん剤でつるっぱげになったときも
取り乱さず泣きもしなかった。
むしろ「負けるもんか!」とメラメラ闘志がわいていた。

そんな私がこのところちょっとしたことで泣きそうになる。いや、ちょっと涙も出ている。
ドラマでがん患者が亡くなったり、切ない曲を聴いたり、YouTubeで見ていたがん患者が転移した報告をしていたり、抗がん剤が終わってだいぶ経つのに自分の爪が割れやすかったり、、

術後のしんどさや、抗がん剤治療が必要と言われてショックだったことや、抗がん剤の副作用で起きられなかったことなど、大変なことをたくさん乗り越えてきたけれど、この大きなダメージよりも今のリンパ浮腫治療での小さなダメージがじわじわと私の心を締め付ける。

ホルモン療法を始めて約9ヶ月。これがメンタルに影響しているのかもしれない。3日後に診察なので主治医に聞いてみようと思う。さっきも闘病中の方やその家族の話をテレビで見て、ボロボロ泣いてしまった。

…それを思い出してまた涙が出てきた。メンタル弱弱である。


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