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意外と「今」を生きていない

最近、衰えを感じる89歳の父。
10年前に母が休止して以降
ひとり暮らしをしている。

足腰が弱ってきていて、
人に頼りたい部分もあるが、
なんとか自分でやっていきたい、
のだなぁと思うところもある。

妹とゴミを
大々的に片付けたら、
まだ使えると
拾ってくる。

まぁ、まだやる気があるのは、
良いことだと思うようにした。
そう思わないと、
やってられないから。

人はコントロールできないけれど、
肉親となるとイライラするなぁ・・。

しばらく話を聞くことに。

しかし、内容が、
昔はこんなコトをしたという過去の話か、
もしも、こうなったら・・という
不安だらけの未来の話、
であることに気づいた。

「今を生きる」

って、よく聞くし、
口が酸っぱくなるほど
書いてきたし
言ってもきているけれど。

本当に、今を生きていないって
こういうコトなんだと
改めて驚いた。

「今」の話をしようとしても、
なかなか戻っていかないのだ。
「今」が、薄い・・・。

「今」は、テレビと大谷くん。
それだって
過去の話題を持ってきているだけなのに。

歳を重ねるって
「今」はどこにあるんだ?
どうやって見つけさせてあげれば良いいのだろう。

いろいろ提案しても、
出来ない言い訳ばかりなのだ。

いや待って。
起こる出来事は、
自分の鏡。
自分の心が投影している世界が
私が見ている世界。

自分の行動を
反省しつつ、
自分のこれからのためにも
「今」を生きる癖を
ガッツリつけておこう!と決意。

頭の中のおしゃべりは、
大抵、「今」を語っていないのだ。
過去の落ち込みや、
未来への不安ばかり。

今に目を向けたくないからだろうか。
今の自分が好きじゃないからだろうか。

まずは、今の自分を
大切にしていこう。
愛してあげよう。

本当に好きなものを着て
本当に食べたいものを食べて
本当に行きたいところへ行って

自分を目一杯、甘やかそう。

そんなことから始めてみようと思った。

還暦になる年は、
気づくことばかりだ。



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