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20世紀末のエンタメの話




ダウンタウンの人志松本はこう言っていました。「芸能界の中では、歌手でも俳優でもなく、お笑い芸人が1番難しい」このような感じのことを著書の中で言っていました。

僕は1980年生まれで、多感な10代を、世紀末である90年代にまるまる過ごしました。

90年代の日本は今思うと、凄い時代でした。世の中のテンションが、今では考えられないくらい上がっていました。

音楽界もかなりの好景気。小室哲哉も小室ファミリーを率いてイケイケでした。90年代中頃から後半までたくさんのロックバンドが活躍していましたね。L'Arc~en~Ciel、GLAY、Mr.Children、スピッツ、サザンオールスターズなどのバンドはミリオンセラーを連発していました。それに加えて個性的でクリエイティブな曲を作るバンドも数多くいました。

漫画界も勢いがありましたね。週刊少年ジャンプは週に600万部以上売れたこともありました。ジャンプ以外にも、サンデー、マガジン、チャンピオンという漫画雑誌がありましたが、全てに面白い漫画がいくつも載っていた記憶があります。

映画も良いものがたくさんありました。

宮崎駿も名作をいくつも産んでくれました。

邦画、洋画ともに名作が多く上映されていました。北野武の映画も衝撃的でしたね。

ドラマも視聴率がかなり高い時代でした。

野島伸司脚本のドラマがかなり面白かったですね。野島伸司のドラマで僕の1番のオススメは「世紀末の詩」です。竹野内豊と山崎努のW主演、シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、僕の中で今までで1番好きなドラマです。エンディング曲のジョン・レノンの「Love」で毎回泣いていました。

そして、当時のバラエティー界。テレビを見て毎日爆笑していました。フジテレビと日本テレビはあの頃ヒット番組をつくりまくっていました。ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、ビートたけし、タモリ、明石家さんま、笑いの猛者が吠えまくっていました。ナインティナイン、雨上がり決死隊、フジワラ、宮川大輔、バッファロー吾郎などがいた吉本印天然素材というグループに僕ははまっていました。ココリコ、藤井隆もめちゃくちゃ面白かった。

その中でもダウンタウンは若者のカリスマになっていました。

お笑い芸人だけど、キャーキャー言われて絶大な人気でした。

今テレビに出ている、中堅、若手の芸人はほとんどがダウンタウンの影響を受けていると思います。

「ダウンタウンのごっつええ感じ」というコント番組があったのですが腹がエグれるほど笑いました。

発想力、構成、テンポ、間、声のトーン、演技力、クオリティの高さがハンパなかったと思います。

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」

での人志松本と浜田雅功のフリートークも爆発的に面白かった!!

触るもの全てが金に変わる王様のように

人志松本の口から出る言葉は、笑いを産んでいきました。

ほんとにカリスマでカッコ良かった。

僕は中学三年の時に、将来なる職業はお笑い芸人しかない、と思って、男友達だったやつを相方にして、芸人で売れることを夢見ていました。

ダウンタウンに憧れすぎて、相方と二人でダウンタウンの母校の小学校まで訪ねました。

結局、吉本興業の養成所であるNSCに入ることができず、松竹芸能も落ちて、どうしていいかわからず、芸人はあきらめました。

でも今でも、お笑い芸人は大好きです。

毎年、年末のM1グランプリはめっちゃ楽しみです。他のお笑い芸人の賞レースも、毎回、審査員気取りで見てしまってます。

人生で1度熱中したことは、一生心に貼り付き、気持ちを温め続けてくれると思います。

僕の心のロッキンチェアーとしていつまでも、「笑い」があることを嬉しく思います。

ダウンタウンありがとう。

お笑い好きの僕の好きな有名人はダウンタウンと千原兄弟です。才能が突出していると思います。見てるだけでワクワクします。

最近はDr.ハインリッヒにはまっています。

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