ヒーターとは

寒い時期に部屋や身体を暖めるための暖房器具のことです。ヒーターにはさまざまな種類があり、それぞれに熱源や暖め方が違います。熱源とは、ヒーターが動くために必要なエネルギーのことで、電気やガス、灯油などがあります。暖め方とは、ヒーターがどのようにして空気や物体を暖めるかということで、温風や赤外線、放熱などがあります。

ヒーターの種類によって、電気代やガス代が変わってきます。電気代やガス代は、ヒーターの消費電力や消費ガス量によって決まります。消費電力や消費ガス量は、ヒーターの設定温度や使用時間、部屋の広さや断熱性などによって変わります。一般的に、消費電力や消費ガス量が高いほど、電気代やガス代も高くなります。

では、ヒーターはガスと電気で節約できるのでしょうか？答えは「できる」です。しかし、どのように節約するかは、ヒーターの種類や使用方法によって異なります。ここでは、主なヒーターの種類ごとに節約方法を紹介します。

【エアコン】

エアコンは電気を使って空間全体を温風で暖めるヒーターです。エアコンの節約方法は以下の通りです。

設定温度を低くする

設定温度を1℃下げるだけで、約10％の電気代を節約できます。

省エネ機能を活用する

エアコンには自動運転や人感センサーなどの省エネ機能がついているものが多いです。これらの機能を使うと、無駄な運転を抑えて電気代を節約できます。

部屋の断熱性を高める

窓やドアに隙間があると暖かい空気が外に逃げてしまいます。カーテンやシール材などで隙間をふさぐと、部屋の温度を保ちやすくなります。

【ファンヒーター】

ファンヒーターは電気やガス、灯油などを使って温風を送り出すヒーターです。ファンヒーターの節約方法は以下の通りです。

電気ファンヒーターはセラミックタイプを選ぶ

セラミックタイプは発熱体がセラミック素材でできており、発熱効率が高く電気代が安いです。

ガスファンヒーターは都市ガスタイプを選ぶ

都市ガスタイプはプロパンガスタイプよりもガス料金が安いです。

石油ファンヒーターは灯油の価格を比較する

石油ファンヒーターのガス代は灯油の価格によって変わります。灯油の価格は地域や時期によって異なるので、複数の販売店を比較して安いところを探すと節約できます。

部屋の広さに合わせて消費電力や消費ガス量を選ぶ

部屋が広いほど消費電力や消費ガス量が高くなります。部屋の広さに合わせて適切な消費電力や消費ガス量のファンヒーターを選ぶと、無駄な電気代やガス代を抑えられます。

【赤外線ヒーター】

赤外線ヒーターは電気を使って発熱体から赤外線を出し、前面の物体を直接暖めるヒーターです。赤外線ヒーターの節約方法は以下の通りです。

カーボンヒーターかグラファイトヒーターを選ぶ

カーボンヒーターとグラファイトヒーターは発熱体が炭素化合物でできており、遠赤外線を多く出して暖かさを感じやすく、電気代も抑えられます。

暖めたい場所に近づける

赤外線ヒーターは空間全体ではなく、前面の物体を暖めるので、暖めたい場所に近づけると効率的に暖まります。

短時間で使用する

赤外線ヒーターはすぐに暖まるので、長時間使用する必要はありません。使用しないときはスイッチを切ると電気代を節約できます。

【オイルヒーター】

オイルヒーターは電気を使って本体内のオイルを暖め、本体から放出される熱で空間全体を暖めるヒーターです。オイルヒーターの節約方法は以下の通りです。

省エネ機能やタイマー機能を活用する

オイルヒーターには自動温度調節や人感センサーなどの省エネ機能がついているものが多いです。これらの機能を使うと、無駄な運転を抑えて電気代を節約できます。また、タイマー機能を使って使用時間を決めると、忘れてつけっぱなしにすることを防げます。

部屋の断熱性を高める

オイルヒーターは空気そのものではなく、空気に触れた物体や壁などからじんわりと暖めるため、部屋の断熱性が高いほど効果的です。窓やドアに隙間があると暖かい空気が外に逃げてしまうので、カーテンやシール材などで隙間をふさぐと良いです。

低温で長時間使用する

オイルヒーターはオイルを暖めるのに時間がかかるので、高温で短時間使用するよりも、低温で長時間使用する方が電気代が安くなります。また、低温で使用すると乾燥や火事の心配も少なくなります。

暖房器具を組み合わせる

オイルヒーターだけでは部屋全体を暖めるのに時間がかかるので、他の暖房器具と組み合わせると効率的です。例えば、赤外線ヒーターで直接身体を暖めながら、オイルヒーターで部屋全体を暖めるという方法があります。

まとめ

以上が、ヒーターの種類ごとの節約方法です。ヒーターは電気やガスで節約できることがわかりましたが、節約方法はヒーターの特徴や使用方法によって異なります。自分の部屋の広さや断熱性、使用時間や設定温度などを考えて、最適なヒーターと節約方法を選ぶことが大切です。これから寒くなる季節に向けて、快適で経済的な暖房生活を送りましょう。