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これからのデザイナーに求められる情報発信とは?「note designer meetup」イベントレポート

note主催の『note designer meetup』イベントに参加してきましたー!
情報発信をすることの重要性、メリットやそのテクニックなどのお話を聞くことができました。イベント中に書きなぐった内容をまとめています。

LT.1 デザイナーが情報発信をする100のメリット

株式会社ベイジ 枌谷力 さん

- LT資料
https://baigie.me/download/pdf/note_191210.pdf

■ 情報発信の100のメリット

1.デザイン業界内での評判を生み出せる
2.デザイン業界内での地位を変えることができる
3.デザイン業界内の実力者や著名人に覚えられる
etc...残り97こはLT資料にあります

■ 覚えておきたい5つのカラクリ
「情報の磁力」
・情報発信をしていると自然と情報交換が行われ情報が勝手に集まってくる
・情報発信をしていると自然と情報通になれる

「噴水効果 」
・情報発信をしていると良いことが返ってくる。

「見えないクチコミ 」
データとして見ることができないものが多くPV数に含まれている。社内のチャットやMTG、飲み会での会話など。このように情報発信をしていると予想外のことが起きるよ。

「時空を超える」
情報発信の影響は時間差で生まれる。投稿した記事があとからバズったり。
情報発信をしていると時間と空間を超えて多くの人と接触できる

「成長のサイクル」
情報発信したい → ネタ探し → コンテンツを考える → 情報発信する → 評価される → 嬉しくなる → 情報発信したい といったサイクルになっている。
このように、情報発信をしていると色んな要素がスキルアップする。習慣化が一番難しい。

LT.3 凡人フリーランスのSNS戦略

OFFRECO 山下 正智さん

- LT資料https://www.slideshare.net/slideshow/embed_code/key/j76u6XjZqPcDzw

■ 届ける仕事

noteやTwitterでの発信超重要。バズらない、炎上しない。相互フォロー増やしもしない。ただ習慣化する。

■ つづける
毎日決まった時間に投稿する。サボってもまた始める。

■ つながる
ノウハウ記事は適度に。出し続けることが困難なので10回に1回くらい。続けられる記事を書く。

■とどける
相手がしてほしいことを自分からやる。感想は直接言うしシェアは即する。自分のフォロワー数は関係ない。

■ 説明コストがグッと下がる
すでに相手が自分の考え方などを知っている状態ができるので、ミスマッチが少なくなる

■ 営業コストが下がる
自分の記事がばらまかれているので自動で営業してくれる。

■ 広報コストが下がる
クラウドファンディングやイベント集客などが楽。

■ とにかく続けること
更新が止まってもまた始める。
先延ばしにせずすぐにやる。イベントレポートは当日中に書く勢いで。

LT.4 書き手170人でノート書いてみた

LINE 中谷 豪さん

■ LINEクリエイティブセンター
全体で170名のデザイナーが在籍。UIデザイン室×2、BX室(オフラインのデザイン/ブランディング)などに別れる。毎週1本以上書くよ。

■ noteを始めたきっかけ
デザイナー採用PRの強化。目標は応募者が全員見てくれる存在に
・思ったよりデザイナーの存在を知られていなかった
・私たちのモノ作り(DXなど)の発信したい
・デザイン環境のPRがしたい
・業界への貢献
・デザイナーの説明力の向上

■ noteの運用体制
毎週金曜日更新。書き手は170人のデザイナー。しつこいくらいリマインド、投稿後は発信。

「褒めて伸ばす」
とにかく褒める。バズったら上司に知らせる。

「企画記事やる」
カンファレンスのレポートなど

「noteを書くのも仕事だよ」

■ 情報発信で感じたメリット
「PRする気があると伝わった」

全社や外部イベントなどにクリエイティブチームがPRする気があると伝わった。

「発信の熱意が上がった」

■ どんな内容を投稿しているか
・まとめ系(参考サイトなど)
・サービス系(ノウハウなど)
・インタビュー系

CXO対談

メルカリ CXO 井上雅意さん
dely CXO 坪田 朋さん
note CXO 深津貴之さん

■ なぜ情報発信が必要か
・採用に良くないし、何やってるかわからなかったから
・人と直接あまり合わないので、世の中との繋がりを作るため
・情報発信を起点に今まで人生が変わっているので、もはやアイデンティティ
・自分がまず先陣切って発信する必要がある立場
・あ、これ発信していいんだ!を先陣切って作る
・新天地でダサいデザインを発信することを躊躇してしまう「今更出せない問題」
・脳内カテゴリでブログが「作品」になってしまうと辛い。レシートの裏のメモくらいの感覚が良い

■ 発信の方法やテクニック

・定常的に発信する際のタイミングをコントロール
→忙しい時期にめっちゃ発信しているなどはせず、仲間の後ろめたさを作らない
・ブログ = 作品 は合格ラインが高いので、基準を下げた。社内デザイナーから大量のフィードバックが来てしまうなど。
・イベントなどのフォーマルな記事はしっかり見るが、個人の投稿はそんなに赤を入れない

■ デザイナーが持つべき発信力
・チームとして誰かがやってくれれば無くても良いよ
・組織として何しているのかが伝わればOK
・組織の想像と実態のギャップが埋まる(採用)
・作るだけで無く、今までの施策などを絡めて、それをリリースしてユーザーに発信して使ってもらうところまでが「作る」ということだよ
・外だけでなく実は中に向けた記事が多く、目的は一つじゃない
・開発中の機能でも発信すると即ブラッシュアップに繋がる

■ 社内wikiに投稿するもの、noteなどに書くものの住み分け
・社内メンバーに知ってほしいマインドセットとかだと外に出しちゃう。回り回ってその方が社内にも広まったりする
・サービスのロジックやコアな部分は社内wiki
・ルール上厳しい部分以外は出来るだけ外に書きたい

■ 外向けのアウトプットは、社内向けの効果が大きい (井上さん)
・外向けで広まると、社内の興味も大きくなるので結果的に社内効果も上がってくる。

■ 発信や理解は先ず社内から、その後社外 (坪田さん)
・ルールなどが固まっていないうちに発信を始めると、後からNGになったりする。まずは社内で発信をして意識・環境を合わせてから発信する
→アドベントカレンダーに採用スライド貼ってくれるようになったりした

■ インターネットに奉仕する感覚で情報を出すのが良い (深津さん)
・自分の話をメインにして「俺の話を聞け」状態は誰も見ない。最後にちょっとPRくらいが一番バランスも効果も良い

メモのような形でイベント内容をまとめてみました。
各社様々なお話を聞くことができましたが、共通して出た話題としては

・ちゃんと続けること
・時間をかけすぎず、とにかく発信する
・採用(出会い)が広がるよ
・社内にもやってることをアピールできるよ

といった内容がよく出てきました。
もちろん良いことばっかりなのでイベントレポや仕事のストーリー、設計など自分も色々発信して行きたいと思います…!

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