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いろんな人と話すと違う世界を知ることができる

ずっと気になってることがあります

人が亡くなったときに使う
「ご冥福をお祈りします」

これって
「冥途(冥土)での幸福を」ってことよね

………ということは
「いやそこに行かないし」って人もいるはず

日本は仏教の方が多いだろうけど
神道もある程度いるしキリスト教もいる
他の宗教の方もいますよね

仏教も宗派によっていろいろあって
わたしの実家は浄土真宗だけど
冥途はなくて極楽浄土

なので厳密に考えると
「ご冥福をお祈りいたします」って
失礼になることがあるのよね

テレビっ子はやっぱりテレビを観察してると
さずがにNHKのアナウンサーは使わない

けど、民法のアナウンサーは使うことがある
タレントさんはほぼ「ご冥福を、、」だ


ずうぅぅぅうううっと気になってて
ちょっと前ある方にこの話をしたところ

「私もご冥福使うよ
 だって社交辞令だもの
 だからいい感じに聞こえる言葉を使うのよ」

えええええええええ~~~っ??????

「福って言葉入ってるでしょ
 だから前向きに聞こえるじゃない
 相手がどうとか考えない、それだけよ」

ひーえー!


まったく考えが及ばなかったです


たくさんの人と話をすると
自分では考えが及ばないことを
聞くことができるから
なるべく多くの人の話を聞こう

常々そう思ってます

今回のことも
わたしの考えの範疇から大きく外れてて
「そういう考えもあるのか」と
知らなかった扉が開かれました


考え方の違いは「違う」だけで
「正解」「不正解」ではない

その代わり
「わたしもそう思う」か
「わたしはそうは思えない」はある


ちゃんと字面をみれば「冥途(冥土)」
なので相手のことを思いやったら
使えないことがあるってわかるはず

その場だけの社交辞令だから
聞こえのよい言葉を使う

わたしは「社交辞令がつかえない」から
ずっと引っかかってたのね


いけばなもね
まったくいけばなと関わったことがない方でも
真摯に作品と向き合ってくださった方の感想は
とても深くて鋭いことが多い

けど
いけばなをある程度知ってても
いい加減にちらっと見て
「はいはい、ステキですね」もある


人って「感じる」ってあるよね

だから心が入らない
「ご冥福を、、、」が
引っかかって仕方なかったんだな

忙しくて商業至上主義の今
死んじゃって消費をしてくれない人のことなんて
どうでもいい、そうのようにも聞こえました

「ご冥福をお祈りいたします」
この言葉を使う人すべてがそうとは思わないけど
そういう人が増えてることも現実なんだろうね


とかなんとか偉そうだけど
わたしも言葉のチョイスが下手くそなので
こころして今日からも頑張っていこうと思います



いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com



日本語はやっぱりちゃんと出来ていて
万能の言葉もあります

「ご愁傷さまでした」
「お悔やみ申し上げます」

ただご愁傷さまは
嫌味やからかいで使われることも多いので
嫌悪感を抱かれることもあると思い
お悔やみ申し上げますを使ってます



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