昨日、気候が変わって
植物の出回りが読めなくなったと書いたのですが
夜のニュースでの紅葉中継で
ライトアップされたお寺の住職が

「気候が変われば自然も変わります
　紅葉を楽しむこともできなくなるかも知れないです
　今、この紅葉を楽しみましょう」

みたいなことを仰ってました

お仕事でご一緒した苔のスペシャリストさん

今度遊びに行きますね、とお約束してたので
本当に行ってきました
（ワタスは社交辞令が言えない）

今回ご一緒したお仕事を
発注してくださった大学教授から数年前に
いただいた苔テラリウムがあるのですが

ナイショのオハナシ
いただいたときに

「むむ、なんだかイマイチ」
って思っちゃったの

だってだって
ビミョーに茶色っぽくなってて
パサパサ感があったんだもん

とはいえ
いただきものだし
いきものだし
ということで
苔は専門外なので
ワカラナイながらもお世話してました

けどね、ご臨終しちゃったのかな？
みたいになっちゃって
参ったなと、2,3ヶ月放置してたのでした

で、教授にばれないよう
こっそら復活させようという
魂胆だったのであります

お店に入ってゆくと
「やっぱりね～
　入口で写真撮ってる姿見て
　そうじゃないかと思ったよ」

そして
ブツを取り出し事情を説明すると大笑い

「そりゃーこっそり復活させなくちゃね」

苔業界では超有名で人気者
テレビで引っ張りだこの彼は
とても気さくで気持ちのよい方です

お喋りしながらじゃんじゃん植え替えてくれました

いただいたときとは大違い
（どこまでも失礼）

みずみずしくぺっかぺか

きれいだし
知ってる人が作ってくれたので
俄然愛着が湧きました

彼が言うには
前回のはあまり上手に作ってなかったみたいです

「前回は2種類だったけど
　今回は5種類にしておいたよ」と
それぞれの名前も教えてくれました

帰り道はキラキラ、ウキウキも増します

こんな風にして
丁寧に包んでくれました

これにも感動したら
「え、前回もこうじゃなかったの？」って

前回はなにも養生なしでした

こういうところに
仕事への知識や丁寧さ、愛着がでるんだろうね

そろそろと紙を取ります

きゃー
かわいーかわいー

興味ぜーろー
だった苔テラリウム

ちゃぶ台にのせて
テレビと共に楽しんでます

それにしても苔ってね

上手にお世話すれば
数年単位で生きるんだって

日光もいらなくて
というか日光に当てちゃダメで
蛍光灯の光でよくて
水は一週間に1回霧吹き

ぎょーえー！
そんなカンタンなお世話でいいの？
どこから養分取るの？
なのなの？？？

というワケで
切り花専門の我が家に
ぴちぴちの苔がやってきて
ワクワクが増えたのでありましたまる

いけばな教室　西宮
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