とんでもなく傲慢で
想像力のカケラも思いやりもなく
とてつもないアホだった20代のワタスは
（今もそうだけど）
自分が歳をとるなんてユメにも思ってませんでした

ところがですよ
独身のまま30歳になったとき
「ぬぬワタスも歳とるじゃないか」と
至極当たり前のことに気づき
（だからやっぱすアホ）

それ以降
お年寄りのオヨヨやモタモタも
「明日は我が身」と気にならなくなりました

ネットが当たり前になり
スマホ所持が当たり前になり
ITだのAIだの使いこなせないと
生きてちゃいけないように感じます

わたしのいるいけばな業界は
何度も申し上げますが平均年齢80歳以上です

わたしの世代は社会人になったとき
「24時間は働けますか？」っていう企業戦士でした

ひとってね
長年自分が築き上げてきたものを
変えるって否定するって難しいのよ

歳を重ねると多かれ少なかれ
新しいことが億劫になってくるのよ

『今』時代の最先端にいる方々全員
そう思ってるとはいわないけれど

ときどき
「ついてこれない奴は切り捨てる」
そう感じることがあります

『今』時代の最先端を走ってる
あなたは歳をとらないの？

80歳90歳100歳になったとき
「自分が時代の最先端を走ってたころは」
って絶対に言わないの？

というか時代の最先端を
亡くなるその瞬間まで走り続けるの？

わたしはいけばな大先生の方々が仰ること
「面倒くさいなぁ」「口うるさいなぁ」
って思わない

そこには時代を超えて
守らなくちゃいけないこと学ぶことがあるから

自分と同世代のいわゆる
「おじさん」が言うことに
「それってちょっと、、、」って
思うこともあるけど
やっぱり彼らが頑張ってくれたから
快適な今がある、ってこともある

あなたも
あたなも
あなたもみんな歳をとっていくんだよ

ぜんぶぜんぶひとくくりにして
『老害』ってコトバで悪者にして

切り捨てることは
お願いだからしないでね