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睡眠ってとても大事☺︎~睡眠と陰陽~

久しぶりの更新になりました。

突然ですが、みなさん毎日睡眠はしっかりとれていますか?朝すっきり起きられますか。夜眠るときの寝つきはよいですか。悪い夢を多く見たりしませんか。朝方や途中で何度も目が覚めたりしていませんか。

とても当たり前で、そしてとても見落としがちな、健康にとって大切なこと、それは「睡眠」です(^^)

今日は睡眠と陰陽のお話です。

中医学では陰陽という考え方があり、両者のバランスをとても大事にしています。陰も陽もどちらも同じくらい大切な要素です。どちらかが不足したり過剰になると、そのバランスを崩してしまい心身の不調に繋がることがあります。

陰陽とは何かというと、例えば「昼と夜」「上と下」「左と右」「熱と寒」「表と裏」「動的と静的」「天と地」「前と後ろ」など、あらゆることに存在する二つの側面を表現しています。

そして私たちの体にも陰陽があり、
例えば、

陽…体の表面、上半身、背中側、精神、吐く息
陰…体の内側、下半身、お腹側、肉体、吸う息

などがあります。

そして、睡眠の話に陰陽を当てはめると、

日中の活動…陽
睡眠や休息…陰

と考えられます。

陰陽は、どちらか一方だけ存在することはできず、必ず二つが対になっています。(体の前面だけしかない人、体の表面だけしかない人、全く寝ずにずっと活動し続けている人、ずっと眠り続けている人、そんな人はあまりいなさそうですよね…w)

陰と陽、どちらか一方だけで存在はできないので、陽である「日中の活動」のためには、陰である「睡眠」が必要不可欠になります。

「たっぷりの睡眠」→「日中の元気な活動」
「足りない睡眠」→「日中の微々たる活動」

となるのは、想像するにむずかしくなさそうですね(^^)

たっぷり寝て陰をしっかり補充することは、陽を養い日中の元気な活動に繋がります。(しかし日本人の平均睡眠時間は世界の中でもとても短いそうです。みんな睡眠時間を削って日々忙しく過ごしてるんですね…)

中医学的には、夜眠ることで日中の活動で消耗した気血(きけつ・エネルギーや栄養素)を補充します。特に血(けつ)は精神や思考とも深くかかわっているので、きちんと眠ることで日中の活動している間の精神を安定させて、いらいらや不安感や気持ちが焦るなどを軽減させたり、クリアな思考や決断をすることの助けにもなります。

夜しっかり寝れて、たっぷり休息できた次の日は、朝から頭がすっきりしていて気持ちも穏やかに安定していたり、朝から活動的に動けませんか?
 逆に寝つきが悪かったり睡眠不足が続くと、日中も頭がぼーとして体が重く仕事がはかどらなくなりませんか。

個人的な話になりますが、私はときおり不眠になることがあります。少し前もあまり寝付けない期間があり、眠れないので日中は体が重たいしんどい頭が働かない…という日が続いていました。
 いつもお世話になっている漢方薬局で、自分の体質にあった漢方薬を処方していただいたら、あっという間に不眠が改善されました。久しぶりにぐっすり眠れた次の日の朝は、眠れるってこんなに幸せだったんだぁと心がとても軽やかになりました。きちんと眠れると日中の活動、精神的な穏やかさがぜんぜん違いますね。

ちなみに不眠によいとされる食材は、ハスの実、ゆり根、なつめ、竜眼肉、牡蛎などがあります。必要な方はお試しくださいね。

日々の睡眠、大切な休養生、改めて振り返っていただけたら嬉しいです。