血の滞り〜茄子の紅花揚げびたし〜
私たちの体を作る大切な要素「気(き)血(けつ)水(すい)」があります。
気は、体を動かす基本的なエネルギー。
血(けつ)は、栄養素、滋養作用。
水(すい)は、血以外の体の中の水分。
気血水が体の中をたっぷりと巡っているとき、私たちは健康でいられます。
気血水のうち、血の流れ悪くなり滞ると瘀血(おけつ)という状態になります。瘀血にはこんなサインがあります。
□目の下にクマができやすい
□しみ・あざができやすい
□肌がくすみやすい
□舌や唇が紫色っぽい
□肩こりがひどい
□刺痛(刺すような痛み)を感じる
□冷えのぼせになりやすい
□生理痛がつらい
□生理の経血にレバー状の塊がある
上記のような瘀血のサインがあったら、血を巡らせてくれる食材を意識的に食べるのがおすすめです。
瘀血タイプは、体の中で血が巡らないことで、肌がくすんだり、黒っぽい色になったり、冷えのぼせが起こりやすくなります。体の特に下半身を半身浴や足湯などで温めて、体全体の巡りをよくすることが大切です。
またデスクワークなど、長時間座りっぱなしのお仕事の方も瘀血になりやすい傾向があります。仕事中も一時間ごとに立ち上がって軽くストレッチやのびなどをして、血を巡らせるのがおすすめです☺
瘀血には、もう1つ特徴があります。それは、瘀血以外の体質(気虚・気滞・血虚・水滞)が長引き慢性化することで、瘀血になることがあります。瘀血のサインが多くあったとき、同時に他の体質のサインも多くあれば、その体質の養生やおすすめの食材も合わせてとることがおすすめです。
【茄子の紅花揚げびたし】
茄子は血の巡りをよくしてくれます。
揚げびたしの汁に、紅花を一つまみいれると血の巡りをよくしてくれて、瘀血タイプにはさらにおすすめです。(※紅花は妊娠されている方は控えてくださいね)また、酢も血を巡らせる食材なので、揚げびたしの汁に酢を少し足すのもよいと思います。熱い季節は酸味のあるさっぱりしたものが食べやすいですね。
・茄子…血の巡り、利水、体の余分な熱を冷ます
・紅花…血の巡り、瘀血による生理痛や生理不順(※妊娠中は控えてください)
・酢…血の巡り、食欲不振