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3DP サポート、条件出し

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PrusaSlicer2.6のオーガニックサポート実験

PrusaSlicer2.6のオーガニックサポート実験

Prusaslicerの2.6がβ1になり、オーガニックサポートが安定したようです。一度使用したことがありましたが、途中でサポートが折れて上部のモデルのプリントが失敗したり、とりわけサポートとの接続部がきれいにはがれたりということもなく、お気に入りのスナッグサポートを使っていました。
今回、プリンタが休憩することが多かったのでこのチャンスにオーガニックサポートを試してみることにしました。

目的と

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クリップケースを作る実験

クリップケースを作る実験

昨年、実家にPrusaMini+を持ち帰った際に、妹にも3Dプリンタを布教しました。Fusion360でドアストッパーを設計したものをこちらで少々手直ししてプリントしてプレゼントしました。年末も3D CADとプリントをこれ見よがしにしていたところ、リクエストがありました。クリップケースで、指でクリップを引っ張り出せるものが市販であるので、2種類入るバージョンが欲しいなぁ、とのこと。
リクエスト、あ

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Prusa Mini+ Linear Advance

Prusa Mini+ Linear Advance

Prusa日本フォーラムで、Torarinさんが角付近のふくらみについて質問を寄せられていました。最近私もseamの品質が気になっていて、関係あるかなと思いいろいろトライしましたので記録として残します。

目的と試験方法今回、Torarinさんの課題と私の課題が同類のものでは?という仮説の元に実験をしました。こちらを参考に、試行を組み立てました。

仮説1 シームの影響初めに、Torarinさんの

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PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(TPU) 0.4mmノズル

PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(TPU) 0.4mmノズル

TPUで作りたい作品ができました。構造上、サポートが付きます。さて、TPUでサポートが除去できるかどうか。すでに、条件さえそろえればサポートは取れるという情報は入手していますが、自分の環境でサポートを除去できるようにしたいと思います。

目的と試験方法試用したフィラメントはこちら

テストモデルはこんな感じです。

以前の検証(0.4mmノズル)はこちらにあります。

どれがどれだかわかるように刻

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耐摩耗KaikaでInfilサンプルを作る実験

耐摩耗KaikaでInfilサンプルを作る実験

TECDIA小山社長が耐摩耗Kaikaチャレンジのモニター募集をTwitterでつぶやかれていました。3DP初心者の私で大丈夫?とも思いましたが、ここは手を挙げてみよう!ってことでDMを送りました。ありがたいことに数少ないモニターに選んでいただきましたので、心してチャレンジします!
使用するフィラメントはノズルをがりがり削るものがご指定でしたので、以前購入してまだ制作に着手できていないPETG-C

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PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(Prusament PETG)

PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(Prusament PETG)

目的と試験方法これまで、サポートテストを繰り返してきた。新しいフィラメントを使用する度に、テストプリントをしてきましたが、テストプリントの条件(同時に最高16個)がほぼ決まりましたので、あとはフィラメントごとに最適な条件を求めるだけです。

パラメータは以下の通り。

固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:250℃、xy間隔:60%、ブリッジ速度:25mm/s、他はデフォルト通り

番号 

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Support 実験 ~Gypsy Girl(その2)

Support 実験 ~Gypsy Girl(その2)

前回、Gypsy Girlでサポート実験をしました。さかさまにしたところ、頭頂部と土台の下側に張り出している部分の造形がいまいちでしたので新たなサポートテスト用モデルを作って調査しました。

目的と試験方法試験1条件

パラメータは以下の通り。

固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:220℃、xy間隔:60%、ブリッジ速度:25mm/s、他はデフォルト通り
Z軸のサポートーオブジェクト間

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Support 実験 ~RepRapper PETG

Support 実験 ~RepRapper PETG

以前から下に突き出した形状(=サポート必要)がうまくプリントできずにいました。Yoyomakerさん、麦茶さんのライブ、はるかぜぽぽぽさんのNoteで勉強し、いろいろと試してみたくなりました。すでに作成済みのサポートテスト用のモデルを使って実験をしました。

目的と試験方法テストモデルのデザインはこんな感じ。

試験条件

パラメータは以下の通り。

固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:

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TPUのリトラクション条件出しの実験(その1)

TPUのリトラクション条件出しの実験(その1)

TPUは吸湿すると厄介なので、はやいところ使ってしまおう!と思いいろいろデザインしていました。以前EDOさんから参考情報をいただき、それを神様として使っていましたが、自らの手で条件出しをしたくなってしまいました。あぁ、またどはまりの道まっしぐらです。
条件出しのために、たくさんのgcodeを算出しました。まとめてプリントして比較できるように、ということでgcodeを一つにまとめてみました。今のとこ

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TPUのリトラクション条件出しの実験(その2)

TPUのリトラクション条件出しの実験(その2)

TPUは吸湿すると厄介なので、はやいところ使ってしまおう!と思いいろいろデザインしていました。以前EDOさんから参考情報をいただき、それを神様として使っていましたが、自らの手で条件出しをしたくなってしまいました。あぁ、またどはまりの道まっしぐらです。
条件出しのために、たくさんのgcodeを産出しました。まとめてプリントして比較できるように、ということでgcodeを一つにまとめてみました。今のとこ

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TPUのリトラクション条件出しの実験(番外編 gcodeの編集)

TPUのリトラクション条件出しの実験(番外編 gcodeの編集)

TPUの条件出しのために、多くの条件でプリントするためにデータをスライスしてはプリントする、を繰り返していました。残念ながら、Prusaslicerで個別条件領域を追加して一気に複数の条件でプリントすることができませんでした。なので、複数の条件でスライスし、そのgcodeを結合することとしました。この編集を目的にpythonの学習を始めたのですが、実現するのはいつのことになるか。秀丸エディタを用い

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Support 実験 ~RepRapper PETG 0.6mmノズル

Support 実験 ~RepRapper PETG 0.6mmノズル

以前から下に突き出した形状(=サポート必要)がうまくプリントできずにいました。Yoyomakerさん、麦茶さんのライブ、はるかぜぽぽぽさんのNoteで勉強し、いろいろと試してみたくなりました。すでに作成済みのサポートテスト用のモデルを使って実験をしました。普段、0.4mmノズルを使用していますが、0.6mmノズルを使うと条件が合わない気がしています。ということで、0.6mmノズルを使った時の条件出

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PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(Overture PLA) 0.6mmノズル

PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(Overture PLA) 0.6mmノズル

以前から下に突き出した形状(=サポート必要)がうまくプリントできずにいました。Yoyomakerさん、麦茶さんのライブ、はるかぜぽぽぽさんのNoteで勉強し、いろいろと試してみたくなりました。すでに作成済みのサポートテスト用のモデルを使って実験をしました。普段、0.4mmノズルを使用していますが、0.6mmノズルを使うと条件が合わない気がしています。今回、STEAM教育の成果物を大量にプリントする

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