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お金の流れを変えてみる

先日、上記のようなツイートをした。きっかけは、カイリュー木村さん(@ababa2017)という方が始めた、「ベーシックインカムハウス」だ。労働の有無にかかわらず、”生活に必要なお金を保証する”ベーシックインカム制度という言葉はそれなりに浸透してきているが、実際にそれが導入される目処はたっていない。

これは本来、国や自治体による施策だと思うが、それを個人でやってのけたのがカイリュー木村さん。ベーシックインカムハウスでは、「家賃無料」の上に、「食費補助」だ。つまり、住んでいるとお金がもらえる家。

概要については、バンドマンブロガー星川さんの「バン活!」にうまくまとまっているので、興味があれば覗いてみよう。

ベーシックインカムハウスを取材!アーティストが働かずにモノづくりに集中できる家を目指す! | バン活!

今までは「お金を払って」住むことが当たり前だった賃貸物件に、「お金をもって」住むことができる。カイリュー木村さんにとってはデメリットしかないようにも思えるが、本人曰く「才能がある人が花開く瞬間を見てみたい」「コスパの良い娯楽」ということで、楽しんでやっているようだ。

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お金の流れを変えると、必然的に注目が集まる。特に、流れを逆にした場合はなおさらだ。海から山に向かって流れる川があったら、大きな観光名所になるだろう。なぜ、逆に流れているのか、人々は研究し始めるだろう。そういった「問い」を世間に投げかけることができる。

冒頭に引用したツイートの通り、お金の流れが変わるときに、「時代が進んでる(変わってる)」と思う。

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お金を払って住む家から、お金をもらって住む家へ。そんな状況ができたら、どんな楽しみ方をするか?

その楽しみ方が普及してきたら、「お金をもらって住む家」をわざわざ経営したがる人が増えてくるかもしれない。お金の流れを最初に逆にしてから、どう楽しめるか?を考えるのも、これからの時代に沿ったアイディアを生むいい方法かもしれない。

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また、近年は定期的に「クリエイターにお金を落とせ!」「違法コピーは悪!」「フリーランスの仕事の単価を上げるべき!」という議論がバズる。もうみんな考えることを放棄したのかな。月イチくらいで、言葉を変えて、こういう類のツイートが回ってくる。もちろん、全て間違いではない。間違いではないけど、正解でもない。

先ほどのベーシックインカムハウスに、自分だったら「作曲」をあてはめてみる。つまり、「報酬をもらって作曲の仕事をする」のが当たり前だったところから、「お金を支払って作曲の仕事をする」という選択肢を考える。

ありえない、と一蹴りする前に、自分だったらどんな行動を取るか、1分間だけでも考えてみてはどうだろうか。

これは、「お金を払って仕事をしろ」といいたいわけではなくて、「凝り固まった思考を柔らかくしてみよう」、ということがいいたいのだ。

すごく極端な例だけど、「東京オリンピックの入場曲を作る」という仕事が手に入るなら、けっこうみんなお金を払いたがるんじゃないか、と思う。全世界に生中継され、高い注目度で楽曲も聞かれることになる。

これを大きな大きな広告と考えれば、1,000万円払っても、借金してでも、楽曲を作りたい。その後1曲100万円で作ります!と言っても、オリンピッククリエイターならバシバシ仕事が来るので、1ヶ月くらいで回収できる。

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とにもかくにも、お金の流れを変えることは楽しい。そして、その先のことは、実際にお金の流れを変えてみないとわからない。だからこうして、カイリューさんがでてきたり、暗号通貨がでてきたりすると、ワクワクするし、動向が気になる。

そして、今その(お金の流れを変える)行動を取れば、先駆者としてすぐに注目が集まるので、小さなリスクで大きなリターンを得ることができる。

ゆえに、自分も音楽でお金の流れを変える方法を色々と思案中です。みなさんも一緒に考えてみませんか。

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