手札の中には何がある?

選択肢は自分の手に持つことについて。

本日、職場の先輩の異動内示があった。現所属の管理部門から現場支店部門への異動。管理職としての栄転との位置づけである。通常であれば拍手で送りだす類の異動であるが、私の所感は異なるものであった。

当たり前の話をする。会社に所属する総合職雇用の人間の異動権限は会社に所属、一切の辞令権があり、被雇用者は法的にその指示に従う必要がある。拒否はすなわち会社を去ることに等しい。

間近で今回の1件を観察していて、「あまりにも会社に人生をコントロールされすぎではないか」との感想を持った。いや、現在の職種は選んだのは自分なので、嫌なら辞めればよいではないかという話なのだが。そのとおりで、「嫌なら辞める」準備をしておく必要があるとの示唆を得た。

現在の私の人材価値では、「嫌なら辞める」の手札が充分な強さを持っていない。当然、手札を切ること自体はできるのだが、切ったうえで勝ちゲームにする筋が脆弱と言わざるを得ない。

「嫌なら辞める」カード、さしずめ「ジョーカー」を必ず手札にいれておくこと。長期的な人生の満足度向上には必須の条件ではなかろうか。ジョーカーなしでは、相手のジョーカーに主導権を握られ続けてしまうからね。手札の充実は来年のキーワードとしよう。

手札は多けりゃいいってもんではない。強いカードを持とう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?