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「日本の衰退事業再生」と「海外への技術移転」の話から考えたこと。

そう言えば、前回の「加工品売上をどう伸ばすか」の続きの話をはじめにしてから。レストランやホテルの売り上げは、あまり期待しない方がいい、っていう話を書いたところについての補足だ。

先日、大学時代の先輩と話していたところ「業務用」の市場はどうなのかとのご質問をいただいた。日本の味噌や醤油屋さんでも、業務用でマジョリティの売り上げを稼いでるそうな。

私が思うに、ケニアでは業務用商品の需要はあっても、流通ルートが、ちょっと違う気がするので、期待しない方がいいって書いた。多分、多くのケニアのレストラン、ホテルや加工業者さんは、メーカーやディストリビューターから一度に大量に仕入れるのは油や砂糖のような必需品で、他の原料は、普通のスーパーに買いに行ってると思う。ケニアの飲食業界というのは業績に波がかなりあることを肌で感じるので(購買力のあるナイロビのマーケットを、奪い合っている感じがある)、キャッシュフロー を気にして、単位あたりの単価より、1回で購入する予算をきめて、チョコチョコ仕入れをする会社が多い印象。なのでレストランやホテルに直接卸するルートを試算に盛り込みすぎず、スーパーから業務用が売れていくイメージを持っておくといいと思う。

さて、話は本題に入って。先の大学時代の先輩から、企業買収と事業再生の話を聞いた。私は完全なるゼロイチ人間で、買収や再生について考えたことがなかったのだが、非常に意義があることだし、興味深い話だった。

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