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ユーモア活用で仕事が楽しくて仕方なくなる秘訣とは?

ユーモアってなんだろう?

「アーユー ア フィッシュ?」

こう問いかけられたアメリカ人の社長は
何を言ってんだ? という困惑顔で

「No!」(~_~;) と答える

会席に招いていた社長は
お皿の上の魚を指差し ニヤリとしながら

「アユ は フィッシュ!
 “Ayu” is the name of a fish in Japanese」

一同は 大爆笑の渦に包まれ
会席の商談は大成功に終わった。

嘘みたいなホントの話です。

オヤジギャグすぎるだろ!というツッコミはさておき、ユーモアによって仕事がうまくいくことがあると感じている人は少なくないようです。

しかし「ユーモアを身につけたい」という人がけっこう多い反面、仕事の場でユーモアを活用することは、意外と難しいと感じるのも事実。

今回は、ユーモアを身につけることの重要性や、ユーモアのテクニック、ユーモアを仕事に活かす方法、ユーモアとリーダーシップ、組織に陽気さを取り入れるコツ、ユーモアのリスクと回収、ユーモアはちょっとした考え方の変化かといったポイントを

『ユーモアは最強の武器である』という本のエッセンスとともに紹介します。


ユーモアが活用されていないのはなぜか?

ユーモアがあればいいと多くの人が思っているのはなぜでしょうか。

多くの経営者や個人事業主が「ユーモアを身につけることで解消したい悩み」には、こんなものがあると言います。

  • 仕事のストレスを軽減

  • 顧客とのコミュニケーション改善

  • チームビルディングをしたい

  • リーダーシップを発揮したい

  • プレゼン上手になりたい

この解決策の1つにユーモアがあるのですが、
・真面目と陽気は相反するものだと思ってる
・意図的にユーモアを活用する方法を知らない

この2つが大きな障害となって、ユーモアのビジネス活用は進んでいません。

4つの思い込み

さらにユーモアに対する4つの思い込みがあるといいます。

  1. 仕事はシリアスにやるべき

  2. ウケないんじゃないか

  3. 面白くなくちゃいけない

  4. 生まれつきの才能だ


この4つは全部間違い、思い込んでるだけなんです。

特に大きな思い込みは
ユーモアはセンスである ということ

違いますよー。ユーモアはスキルです。
ということは、筋トレのように、トレーニングして鍛えていくことができるものなんです。

そして、ユーモアとは“面白いことをしたり言ったりする”ことではなく“現状を面白がること”が鍵となります。

己を知り、活かす

人には、それぞれユーモアのタイプがあります。自分がどのタイプが知り、特性を活かしていくと、無理なくユーモアを発揮できます。

さらには、熟達してくると、4つのタイプを切り替えながら活用できる!
それがユーモアです。

第一歩は自分を知ることから!

大きく分けると2軸になります。

親しみやすい OR 攻撃的
表現力豊か OR  さりげない

攻撃的×表現力豊か
スタンダップ


天性のエンターテイナー
毒舌も笑いに変える 人もいじるが
自分もネタにされるのは愛情ととらえる

親しみやすい×さりげない
スイートハート


クスッと笑わせるようなセリフ
からかうのもからかわれるのも嫌い
注目を集めることには興味ない

親しみやすい×表現力豊か
マグネット


いつも上機嫌 ムードメーカー
ものごとをポジティブにとらえる
人のジョークにもよくウケる

攻撃的×さりげない
スナイパー


皮肉っぽ、さりげないジョーク
蜂のひと刺し=手だれの技を美学とする
こだわりがあり簡単には笑わない

あなたはどのタイプだと思いますか?

タイプ診断してみたい方はコメントかDMくださいね✨

ユーモアのテクニック

テクニックが全てではありませんが、いくつかをご紹介します。

大前提としてユーモアを研くには
2つの大切な質問があります。

1 どんな事実が潜んでる?
2 どんなミスディレクション?

この2つが“面白い”を引き出してくれます。

面白いと気づくことから

 違い・・同じだと当たり前、違うからこそ面白さがある

 自分の気持ち・・気持ちと向き合ってみると面白さに気づくことがある

 自分の考え・・こんな考え方って面白い

 傷つくこと・・時には傷ついたことさえ 面白い に変えられる

 にっこりすること・・微笑むことはユーモアの源になる

面白さを作り出す

 大げさ(盛る)
 コントラスト
 具体的
 比喩・・ 謎かけ
 3のルール
  予想しやすい2つの後に意外な1つを伝える

面白いことをぱっと言える

 持ちネタを用意しておくのは鉄則
 今ココ で特徴を見つけていじる
 内輪ネタを持ち出す(コールバック)

ユーモアを仕事に活かす

仕事の場でユーモアを使うことは、人とのつながりを深め、より強い関係を築くための強力なツールです。以下は、ユーモアを使うためのいくつかのヒントです。

①面白いことをやってみる
②冗談や面白い話を共有する
③メッセージの締めくくりにユーモアを加える

ポイント
⭕️オチは最後までとっておく
 プロフィールの最後に面白い個人的な情報を入れることもできますが、自分自身や他人をからかうことは避けてください

⭕️厳しいメッセージをユーモアで伝える
 雰囲気を和らげ、難しい会話を簡単にする
 自分の弱みを伝えたり自虐ネタが有効

④創造性を促す
  一緒に馬鹿げたアイデアを出す
  コメディコンテストを開催する

⑤組織に陽気さを取り入れる
 ・ピークエンドの法則
  はじめと終わりが印象に残りやすい
  プロジェクトの最後にユーモアを
 ・ハプニングは伝統儀式にしてしまう
 ・今週の名言(面白い瞬間やことば)を貼り出す

ユーモアにはリスクもある

面白おかしくやるのはいいが、リスクを知って回収できる対策を取っておくのも大事なことですよね。

①何を面白いと思うかは万人共通ではない
 ウケなかったとしても、それはあなたにユーモアがないというわけではなく、相手にフィットしなかっただけということを忘れない。

②他人のアイディンティティをネタにしない
 人種的なことやLGBTQといったマイノリティやアイデンティティをいじるのは、ユーモアに逆の効果をもたらす。

③事実×痛み×距離のバランス
 相手との距離によって、どこまで事実を公開していいか、どのくらいの痛みなら笑えるジョークになるかは違う。距離感を見誤らない。

④パンチアップはいいけどパンチダウンはNG
  地位が上がるほど自虐ネタでいけ
 自分から立場が上のものへのジョークを交えたキツい一言は、賛同や応援を集めるが、立場が下のものに対するキツい一言は、本人がジョークのつもりでもパワハラになりがち。

ユーモアは人生の秘密兵器

人々が最期のときに口にすることはこんな言葉だといいます。

もっと大胆になればよかった
自分らしく生きればよかった
かけがえのないひとときをもっと味わえばよかった
もっと笑えばよかった、気難しく考えるんじゃなかった
愛してるってもう一度言えたらいいのに

この全てがユーモアと結びついているから、人生にはユーモアが大事と言える。

まとめ

ユーモアはセンスではなくスキル
どのタイミングからでも 筋トレのように取り組めば身につけることができる

ユーモアはちょっとした考え方の変化 そして 小さな行動から始まる

最後に一言

整いました!

ユーモアとかけて塩と解く、その心は
やたらと使いたくはないが、ほんのひとつまみで大きな効果がある


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