見出し画像

STAR WARS が売れたワケ

この冬、12月20日にエピソード9にあたる
「スター・ウォーズ/ スカイウォーカーの夜明け」
(原題『Star Wars: The Rise Of Skywalker』)

が上映されます。
私自身早く見たくてたまらないんですが、

”なんで売れたんや?”

と疑問に思ったからまとめておきます。
理由は主に3つ

①40年後でも通用する設定

スター・ウォーズの第一作
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」
が上映されたのが

1977年
つまり42年前です。


携帯電話がまだこの世のなかった時代


この時代に生まれた映画が
iPhone11が発売されている
2019年になっても続いているわけです。

同じ時代の映画にゴジラがありますが、
キャラの設定や舞台の設定が異なります。

それに対しスター・ウォーズは
同じ主人公、舞台設定、搭乗機体が
ほとんど変わらず続いている

42年前のものとは思えない現代とも
つながる技術が詰め込まれているのが
すごいですよね

②当時のアメリカを反映している

1977年に映画化となったスター・ウォーズ

原作者であるジョージルーカスが
インスパイアされるのはその数年前に出来事

ベトナム戦争

1973年に終戦したベトナム戦争ですが、

1960年代終盤から終戦まで
戦争に対してアメリカ国民が不満を抱き
抗議することが多くありました。

当時抗議活動のなかにいたのが
ヒッピー

Rebellion(反逆者
ルーク・スカイウォーカー
ハン・ソロ 

Empire (帝国)
ダースベーダー
その他の帝国兵

名前もそうなんですが、
服装、基地、しゃべり方

を比べてみても
対立構造が当時のアメリカとよく似ていると思います。


強大な力を持った国に立ち向かうという構図が同じですよね


そして、ベトナム戦争当時の大統領はニクソン

有名な事件といえば
ウォーターゲート事件

これをモデルに描いた映画が
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
監督 スティーヴン・スピルバーグ
主演 トム・ハンクス

何が言いたいかというと

帝国の秘密文書を盗み出して
相手の弱みを握り
状況が終焉へと向かう

この構図がよく似ていることです。

ベトナム戦争が終戦した4年後の上映
自分たちに似た境遇の反逆者が
強大な帝国に
宇宙を舞台にして、戦う

売れないわけがないいですよね

③宇宙映画の新しい構図

スター・ウォーズ以前にも
宇宙を題材にした映画は多くあります。

1968
2001年宇宙の旅(『2001: A Space Odyssey』)
1972
惑星ソラリス(『Solaris』)
1977
未知との遭遇(『Close Encounters of the Third Kind』)

そしてスター・ウォーズと同じ1977年に日本で
「宇宙戦艦ヤマト」が上映されます。

これに限らずほかのすべての映画の構図は2通り


①地球外生命体が地球を侵略あるいは地球に到来
→地球人が防衛
②地球人が宇宙へ出発
→宇宙で苦難を乗り越える


しかし、
スター・ウォーズは地球人という
設定ではなく、自分たちの住む地球とは
離れた宇宙ですべてが完結する。

地球を守る数少ないエリートでも、
宇宙に飛び立つ選ばれたものでもない

普通の人間が冒険する

その構図に当時の人は影響されたのだと思います。


早くエピソード9が見たい

以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?